イベント報告

2013年10月5日 第18回月1原発映画祭+交流カフェ「100,000年後の安全」のご報告

10月5日の月1原発映画祭(「100,000年後の安全」上映)、
おかげさまで昼夜共満席となり、無事終了しました。
この映画はやはり一度観ておきたいという方が多かったようです。

ゲストの澤井正子さん(@原子力資料情報室)は
実に知識も経験も豊富(しかもフレンドリー)で、
短時間でツボを押さえたお話をしてくださいました。
映画のまるでSFのような世界と、
日本のまるで漫画のような原発政策の話に会場はため息の連続でしたが、
会の終わりに澤井さんがおっしゃったのは、
「私たちはやはり電気を使いすぎ、
そんなに昔に戻らなくても、せめて5年前、10年前の生活に戻しては?」
この言葉、共有したいと思います。

ところで当会についての澤井さんの感想は、
「ワインを飲みながら廃棄物の話をした会は初めて!」とのことで、
またの来場を約束してくださいました。
みなさまも次回ぜひご一緒に。

2014年1月11日(土) 第21回月1原発映画祭/交流カフェ 「お正月げんぱつかるた大会」 のご報告

2014年が明けて、1月11日。地域から未来をつくる・ひがし広場 月1原発映画祭も21回をむかえました。

新年かるた大会をかねたこの回では、版画家・画家としてご活躍なされている古知屋恵子さんに、ご自身の活動や作品「原発かるた」についてお話をいただきました。


古知屋恵子さんのお話:
みなさん、こんにちは。古知屋恵子(こちや・けいこ)と申します。本日はお寒い中たくさんのかがたにお集まりいただきありがとうございます。
わたしは普段、版画をつくっています。また、日々感じた疑問などを絵本にしております。
9/11後、事態が緊迫していつ戦争になるかわからないと思った時、ものをつくる人間としてなにかできないかと思い、作家仲間に呼びかけて「No War」 という展覧会を始めました。反戦についてあいまいなものではなく、心に迫る展覧会にしていきたいということで絵をかき、この活動は8年くらいつづきました。

3/11の直後、新聞を読んで放射能のこわさ、核のこわさ、これまで社会的になにが隠されていたのか、その経緯が明らかになって、いかりとむなしさでなにも手につきませんでした。そしてこのいかりが少しずつ文章と絵になっていき、いつのまにか「かるた」という形になっていきました。

たとえば、
ゆ: 誘致した 原発くるぞ おっかねえ
という札には「大金に喜ぶ人」と「恐怖に震えている人」という対極を同時に描きました。

このかるたは一部しか作りませんでしたが、いろいろな方々の手をへて商品化されました。製作後、受けとめてくださったみなさまからたくさんの感想をいただいております。
福島の高校でおしえられている教師のかたは、授業の中でとりあげてくださり、生徒さんから「遠くに住んでいる人でも福島をわすれないでいてくれてありがとう。」というお手紙が届きました。
酪農家のかたから、「自分たちは事故を乗り越えてこの土地で生きると決めたので、もっと前向きなかるたにしてほしい」という感想もありました。

東京の展覧会でかるたを展示したとき、福島から東電の社宅に避難している方がおみえになりました。家族が離ればなれになり、社宅でオール電化の生活を強いられ、東電の社員と日々顔をあわせなくてはならないということがストレスになっていると話していました。わたしの住んでいる茅ヶ崎でも福島から避難しておられる方々のショートステイをやっています。

わたし自身、関西に住んでいる友人から「はやく避難したほうがいい」というアドバイスをもらい、関西のひとからみれば神奈川にすんでいるのもあぶないというふうに見えるのだなあとあらためて感じました。
本日はかるた大会をみなさまに楽しんでいただけたらうれしいです。どうもありがとうございます。


古知屋さんのお話は当初20分ぐらいを予定していたのですが、結局、2時間まるまるトークとディスカッションで盛り上がり、そのあとでかるた大会スタートとなりました。

古知屋さんは「げんぱつかるた」以前に「せんそうかるた」(非売品)を2種類製作されています。
古知屋さんの作品を貫いているのは日常のささやかな幸せと、そんな幸せを奪うものに対する怒り、悔しさ・・・。
家族の暮らしを何より大事にしながら表現活動をすることが古知屋さんの闘いなのだなあとお話を聴きながら思いました。

で、話のなりゆきから、この日のかるた大会は「せんそうかるた」に変更。
読み札の凝縮された言葉に「それ、どういう意味?」と問う人あり、解説する人あり、
絵札もみんなでじっくり鑑賞し、ひと札ごとにただではすまないかるた大会になりました。
世代間交流のツールにもなるこのかるた、今年中に何とか製品化したいとのことです。

お話とかるた大会とで結局3時間あまりになりましたが、原発も戦争も問題の根は何なのか、
参加者皆さんそれぞれに想いをめぐらすひとときとなったのではないかと思います。

こんな感じでゆるゆるとスタートしましたので、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

都政わいわい勉強会in東部地区:貧困問題その3レポート

都政わいわい勉強会in東部地区:貧困問題その3
ブラック介護問題、都政でできることは
http://www.hayariki.net/tosei/kaigo.html
レポートです。

2013年12月14日(土) 江戸川市民立発電所見学レポート

江戸川市民立発電所見学レポート

2013年12月14日、江戸川市民立発電所にとりくむNPO法人足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ (通称:足温ネット)さんへ見学に行きました。

1997年、足温ネットは地球温暖化防止を地域で行うことを目指して立ち上がった団体です。江戸川区内に放置されているフロンガスを回収する活動を始めたところ、江戸川区が注目して事業化されることになりました。同年、世界各国が参加した京都での気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3京都会議)に出席、地域で市民ができることがあると訴えてきました。

省エネ

2003年からは省エネによる市民節電所の建設にも取り組んでおられます。省エネは余ったエネルギーを生み出していくという点で発電と同じ。省エネ電化製品を購入しようとする人に融資をしていくという「省エネ家電買い替えサポート事業」をはじめました。実際にエコワット(簡易電力表示器)を使って、年間にどのくらいの電気が使われているのかを測って現状を把握します。融資を受けて買い替えたあと、浮いた電気代を返還してもらうという仕組みです。買い替えによって電気代が約半分になったという結果が出ました。
このように省エネにとりくんでいくと、区内に発電所をつくった分くらいの効果が出ることが分かりました。
もともと生協の活動をしていた人や公務員、地域活動をやっていた人、反原発をやっていた人、自営業、サラリーマンなど、実にさまざまな人々が集まり会員は120人となりました。資金はアーティストからの出資でつくられたap bankという金融NPOから融資を受けて実施しています。これまでの成果をもとに節電ワークショップや学習会を開き足元からの取り組みを提案しています。

市民立発電所

地域で二酸化炭素を減らす別の方法として、二酸化炭素をださないエネルギーを自分たちでつくろうと思い立ったのが市民立発電所です。資金調達から建設や運営まで、すべて市民により行われるという発電所。現在、第一発電所と第二発電所の2つがあります。
1999年7月に完成した第一発電所は太陽光発電による出力5.4kWの発電所。
公共の場所へ設置するということで、区内の寺院へ設置しました。設置費用は590万円。助成金や市民からの寄付、電気代を前払いしてもらうという方法をとり、不足部分はNPOバンクから借り入れました。市民立発電所は江戸川という地域性、多様性を活かすことができます。売電収益をみんなで共有することができ、お金やエネルギーを地域で循環させていくことが可能です。特に第一発電所が設置されたころは固定買い取り制度が無かったため、環境への貢献分を自分たちで評価して、1kWh当たり33円を市民版グリーン電力証書として販売し、参加者には地域通貨を発行しました。これらの点をメガソーラーと比較してみましょう。メガソーラーは自社や株主、投資家のための収益優先で地域に進出してきますが、地域自体そこへ参画することができません。売電収益も地域には入ってくるしくみにはなっていないということもあげられます。実際には太陽光の7割が「メガソーラー」で占められています。
2013年6月「市民発電プロジェクトえど・そら」として、出力11.52kW 240W x 48枚 カナディアンソーラー製の太陽光パネルを江戸川区内高齢者施設の屋上に設置。同じく、出力10.58kW 230W x 46枚 パナソニック製の太陽光パネルを第一発電所のある寺院内に設置。
このうち高年齢者施設の屋上に設置した分が第二発電所となりました。

資金は合計で900万円。この資金を集めるため、当初は企業組合という形を検討していました。しかし企業組合として出資を募った場合には、出資は金融商品とみなされ、金融商品取扱事業者資格が必要となってくることがわかりました。また「出資」というかたちによらず、多くの市民から参加を募るために1口1万円として設定された「疑似私募債」という形をとることにしました。金銭消費貸借契約上は「金利をゼロ」として、元本を10年後に返済します。

利益がでたら?

9.1 さようなら原発講演会 動画

9.1 さようなら原発講演会 動画が公開されました。

落合恵子さんの講演

小出裕章さんの講演

ジンタらムータ

2013年8月31日 夏の都政わいわい勉強会

2013年8月31日に開催した夏の都政わいわい勉強会の報告が、
http://urx.nu/4YBYにアップされました。
当日の講義の様子は映像とレポートで、後半の質疑応答はレポートの形で、準備が
整い次第HPにて後日報告されます。
どうぞお楽しみに。

真実はどこに

7月20日の夜に、りんごアクションの一環として、谷中の家にて映画「真実はどこに」の上映を行いました。
映画の字幕を作成した藤本智子さん、ゲストとしてフクシマ・アクション・プロジェクトの竹内雅文さんをお招きしました。
この映画のテーマとなっている、本来人類の健康を守るはずのWHO「世界保健機関」は放射能が健康に与える影響に関して何もコメントしないというIAEA「国際原子力機関」との取り決めについて、その背景などについて興味深い話をうかがえました。この映画の冒頭に登場する放射能により病気になった女の子は、映画撮影の二三ヶ月後に亡くなられたそうです。

真実はどこには、YouTubeでも公開されています。お見逃しになった方はぜひ以下のページよりご覧ください。

2013年5月2日(木) 都政わいわい勉強会in西東京市の報告

都政わいわい勉強会in西東京市の動画・レポートを公開しました。
こちらのページをご覧ください。

当日の様子は、5月3日の東京新聞に掲載されました。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20130503/CK2013050302000121.html

都政わいわい勉強会終了しました

ひがし広場で 今回都政わいわい勉強会PJを実行させていただきました。

13日には約40名近くの方にご参加いただき、約1年ぶりにお会いできた嬉しい再会もありました。

14日も遠くからおいでくださった方がいらっしゃいました。結局自公からは誰も参加が無かったので
ギャラリーとしての参加人数も少なく申し訳なかったのですが・・。

今、いただいた感想や写真をHPにUPしましたのでぜひご一読ください。
http://higashihiroba.jimdo.com/

映像・ディスカッションレポートに関してはただいま作業中で5月初旬には
掲載予定です。
※掲載したらまたお伝えします
今回のイベントにはご都合がつかなかった
北区・文京区・台東区の地元有権者の方は都議選前にぜひご参照ください。

※結構聞きなおしてみると、議論がかみ合っていない???というのが鮮明になって
面白かったです。

ツイッターやFBなどでの情報拡散もどうぞよろしくお願い致します。
ツイッター:@toseiwaiwai
FB:都政わいわい勉強会

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