月1原発映画祭/交流カフェについて

☆月1原発映画祭/交流カフェについて☆

「月1原発映画祭」では、原発に関連した映画・映像を上映し、併せて交流会を開催、監督や制作者などのゲストを迎えてお話を聞いたり、意見交換・情報交換をしたり、日ごろの思いや疑問を語り合ったりする交流の場を提供しています。原発に関することを知りたい、考えたい、話したいという方、いろいろな考えの方が気軽に参加できる会をめざしています。

会場はおもにコミュニティスペース「谷中の家」(台東区谷中3-17-11)ですが、コロナ禍をきっかけにオンラインとのハイブリッド開催も行っています。現在は3ヵ月に1回ほどの開催ですが、スタートした頃の「月1」の名まえは変えずに残しています。

この会を始めるきっかけとなったのは、「原発都民投票」の実現をめざした活動(2011~2012年)でした。東京電力福島第1原発事故のあと、自分たちが使う電気を原発に頼るのかどうか、ひとりひとりが考えて意思表明できる場をつくりたいと願う人たちが輪を広げ、都内各所の自分の住んでいる地域での法定署名活動をおこないました。原発都民投票条例案を都議会にかけるために最低22万筆あまりの署名が必要でしたが、2か月で32万を超える都民の署名が集まり、2012年6月の都議会で審議されました。結果は否決、原発都民投票は実現されませんでしたが、この活動を通じてできた地域でのつながりを生かし、引きつづき情報交換をしていこうということから「地域から未来をつくる・ひがし広場(略称・ひがし広場)」のネットワークができ、原発について継続して語り合っていく場として、2012年5月に「月1原発映画祭/交流カフェ」が生まれました。現在、有志10名あまりでつくる「月1原発映画の会」で運営しています。

月1原発映画祭

2024年9月28日 第81回 月1原発映画祭の報告

第81回 月1原発映画祭の報告です。

9月28日、元NHKディレクター七沢潔さんを迎えて、1990年放送のTV映像『原発立地は
こうして進む 奥能登・土地攻防戦』を見ました。
会場「谷中の家」は20名ほどの参加者で満員となりました。

石川県珠洲市にもちあがった原発建設計画。村に入ってくる車を見張り小屋で監視
し、夜には土地売買交渉にやってくる業者の車を追跡、そして「共有地」を虫食い状
に作って原発用地を作らせないなど。住民の皆さんの抵抗の様子と、それを取材、放
送できた事実は驚きでした。
参加者の方から「30数年前の珠洲市の名も無き人々の行動が、2024年能登半島地震で
の大惨事を未然に防いだと思うと感慨深かったです」という感想がよせられました。

50分間の上映のあとは、オンラインでの参加者も交えて、七沢潔さんのお話をうかが
いました。
スライドを使ったわかりやすいお話で、TV映像に登場した住民の言葉の意味を解説い
ただいたことでより深くその心情を理解することができました。
チェルノブイリ事故の2か月後に原発誘致を決めた珠洲市議会。「日本人の思い上が
りと無責任、愚かさ」と七沢さん。
反対運動の中心になった塚本住職は、福井県の原発立地地域に学び、「村が二つに割
れたときも決して相手を個人攻撃するな」と戒めてきたそうです。
地震の傷跡もまったく癒えないうちに、今回大雨でまた被害にあった能登地方です
が、そんな助け合いの精神が今もいきているというお話もありました。

休憩のあと、4年ぶりに「交流カフェ」を行いました。
ワインと軽食でテーブルを囲み、七沢さんと参加者の皆さん、また参加者同士で語り
合える場です。
コロナ禍があり、オンラインでの参加という選択肢が増えましたが、交流カフェはや
はり楽しく有意義な時間なのでこれからも続けていけたらと思います。

当日の能登へのカンパは、13000円集まりましたので、珠洲市高屋町の皆様に、
塚本真住職を通じてお届けします。

その他、参加者から寄せられた情報です。
・10月27日世田谷区の成城大学で、今回上映したTV映像『原発立地はこうして進む』
を見ることができます。参加できなかった方、どうぞご参加ください。
https://www.jtgt.info/?q=node/3784

・ビッグイシューNo486 9月1日発売号は能登の特集です。
https://www.bigissue.jp/backnumber/486/

・NHKへのご意見はこちらhttps://www.nhk.or.jp/css/contact/
今回の映像のような良い番組があったら、感想や再放送の依頼を送りましょう。

次回は未定ですが、また決まり次第お知らせします。

2024年9月28日(土) 第81回 月1原発映画祭 『原発立地はこうして進む 奥能登・土地攻防戦』特別上映 +七沢潔さんトーク+交流カフェ

★今回上映のNHK番組はネット配信できませんが、七沢潔さんのトーク&質疑応答(15:30~16:30)のみZOOM参加できるようにしました(参加費500円)。
ご希望の方は https://peatix.com/event/4140315 よりお申し込みください。

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 第81回 月1原発映画祭
『原発立地はこうして進む 奥能登・土地攻防戦』特別上映
  +七沢潔さんトーク+交流カフェ
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ちらし

●日時:9月28日(土)14時30分~(開場14:00)

●会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

①上映とトーク

14:30~15:30 ドキュメンタリー’90『原発立地はこうして進む 奥能登・土地攻防戦』上映
15:30~16:30 七沢潔さん(元NHKディレクター)のトーク・質疑応答

●資料代:500円(当日会場にてお支払いください)

●定員:20名(要予約)

②交流カフェ 16:50~18:00(軽食+1ドリンク付き)

●参加費:1000円(当日会場にてお支払いください)

●定員:15名(要予約)

(申込み方法はメール末尾をご覧ください)

今年元旦の能登半島地震の震源地、石川県珠洲市にはかつて原発を作る計画がありました。28年におよぶ反対運動の末に計画は2003年に凍結されましたが、もし原発が作られていたらどれほどの大惨事になっていたことか、想像に難くありません。
今回は、当時の立地計画をめぐる攻防を取材したドキュメンタリー番組を上映し、制作に携わった七沢潔さんのお話をききます。この長きにわたる反対運動は、住民同士の対立を避けながら進められてきたといいます。この事例から私たちが学ぶことはたくさんありそうです。また、長年NHKディレクターとして原発報道に取り組んでこられた七沢さんならではの報道現場のお話もうかがって、一緒に考え、語り合いたいと思います。

今回、コロナ禍でしばらくお休みしていた「交流カフェ」を復活します。
ご参加をお待ちしています(恐れ入りますが定員に限りがあるため、お早めにお申し込みください)。

●テレビ・ドキュメンタリー『原発立地はこうして進む 奥能登・土地攻防戦』


能登半島突端の石川県珠洲市。財政難を打開するために1980年代に原発の誘致を始めた。関西電力は人口250人の高屋地区に担当者を派遣し、用地買収のための借地権交渉を進めてきた。発電所の用地をめぐる住民と電力会社側との攻防を、丹念に記録した問題作。
(NHK/1990.5.23放送/50分)

●七沢潔(ななさわ きよし)さんプロフィール


1957年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、1981年にNHKに入局。ディレクターとして主に沖縄、原発、戦争に関するドキュメンタリー番組を制作。その後2022年に退職するまでNHK放送文化研究所で原子力報道などメディア研究に従事。現在、中央大学法学部客員教授。
テレビ番組に『放射能食糧汚染〜チェルノブイリ2年目の秋』(1987年)、『ネットワークでつくる放射能汚染地図〜福島原発事故から2ヶ月』他。著書に『原発事故を問う〜チェルノブイリから、もんじゅへ』(岩波新書、1996)、『テレビと原発報道の60年』(彩流社、2016)他。

●申し込み方法

メール eigasai2024★jtgt.info(★を@に置きかえてください)または、
Tel 090-9492-0075(西川)へ、前日までにお申込みください。
その際、①上映とトークのみか、②交流カフェまでの参加か、お知らせください。

*今回上映のNHK番組はネット配信不可のため、谷中の家のみでの開催といたします。

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先:eigasai2024★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
https://www.jtgt.info/  (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

【報告】 第80回月1原発映画祭 『終の住処を奪われて』

7月20日(土)谷中の家に鴨下全生さんをお招きして、映画『終の住処を奪われて』
を鑑賞しました。

映画の主人公は、福島原発事故でいわき市から区域外避難をされた鴨下祐也さん(全
生さんのお父さん)です。
裁判の原告としての姿をご存知の方も多いと思いますが、この映画では、子どもの頃
からの科学への関心や、高等専門学校の教員としての取り組みなど、科学者としての
姿を知ることができました。だからこそ、事故への強い怒りを持って裁判を戦ってお
られるのだと納得しました。
映画を取材構成されたのは、遠藤大輔監督です。ひとりの避難者に焦点をしぼり、原
発事故がもたらしたものと放射能の危険性、そして声をあげる人々の姿が、37分間の
なかでわかりやすくまとめられた映画だと思いました。
現在配信サイトVimeoにて無料で鑑賞できますので、どうぞご覧ください。
https://vimeo.com/278857430/db3c566678?share=copy

5分間の休憩をはさみ、オンライン参加者もいっしょに鴨下全生さんのトークです。
全生さんは、用意した画像データと共に話をされました。
その後の質疑応答では、高専教員として放射線量を測っていた祐也さんに文科省が測
らないようにと言ってきたこと、いわき市で心疾患が全国平均の2倍に増えているこ

2024年7月20日(土) 第80回 月1原発映画祭/交流会『終の住処を奪われて』+鴨下全生さんトーク+交流会

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 第80回 月1原発映画祭/交流会
『終の住処を奪われて』+鴨下全生さんトーク+交流会
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ちらしはこちら

●日時:7月20日(土)15時より「谷中の家」& オンラインにて開催

・15:00~15:40 映画『終の住処を奪われて』上映
・15:45〜16:30 鴨下全生さんのトーク
・16:30〜17:00 交流会(質疑応答やフリートーク)

●参加費: 800円(お申込み・お支払い方法は、文末の申込み方法をご覧ください)

●定員: 谷中の家20名・オンライン30名(どちらも申込制)

●申し込み期限: 谷中の家7月19日(金)21時・オンライン7月20日(日)12時

今回は、いわき市から東京に避難された鴨下祐也さんを追った『終の住処を奪われて 福島原発被害東京訴訟』を上映します。事故の翌朝には避難。放射性物質を測り、裁判を戦い続ける鴨下さん。科学者として、父としての姿を、ビデオジャーナリストとして様々な社会問題を報道してきた遠藤大輔監督が取材、構成した映画です。

ゲストには、鴨下家の長男、全生さんを谷中の家にお招きしてお話をうかがいます。8歳で避難し、今は大学生となった全生さんもまた、裁判を戦い、集会でスピーチし、原発事故の被害を訴えてきました。
原発事故がもたらしたものについて、改めて皆さんと一緒に考えたいと思います。

●映画『終の住処を奪われて 福島原発被害東京訴訟』 2017年/37分

あれから6年、原発事故は未だ収束していない。福島県外の避難者は8万人を超え、
その多くが生活の不安を抱えている。だが、国・福島県は避難住宅の無償提供を打ち
切るなど、復興の名のもとに避難者を切り捨てる姿勢だ。そんななか、国と東京電力
の責任を追求し損害賠償を求める、福島原発被害東京訴訟が進行中だ。原告団長・
鴨下祐也さんの活動を軸に、事故被害を科学的に検証、避難者たちの闘いを追った。

取材構成:遠藤大輔
製作著作:福島原発被害東京訴訟原告団・福島原発被害首都圏弁護団
企画制作:ビデオジャーナリストユニオン

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=aVhkYTtMqF0

●鴨下全生(かもした まつき)さん プロフィール

福島県いわき市生まれ。2011年の福島原発事故を受けて8歳のときに家族と共に東京へ避難。
政府による避難住宅の打ち切りや追い出し、裁判の中での国の主張を見聞きしながら育つ中で、いつまでも原発事故を反省しない政権に失望し、16歳の時にローマ教皇に手紙を送る。翌春、招かれてバチカンで教皇に謁見。更にその年の秋、来日したフランシスコ教皇に再会し、改めて原発事故の被害と理不尽を伝えた。
福島原発被害東京訴訟原告。

●申し込み方法

①「谷中の家」での参加を希望される方
メール eigasai2024★jtgt.info(★を@に置きかえてください)または、
Tel 090-9492-0075(西川)までお申込みください。(人数に限りがありますのでお早めに!)参加費800円は当日会場でお支払いください。

②オンライン参加の方
下記PeatixのURLをクリックして「チケットを申し込む」をクリックしてください。
https://peatix.com/event/4037943
指示に従ってお支払い方法などを選択してください。手続き完了後、ご登録のメールアドレスあてにチケットのお申込詳細メールが自動配信されます。

*オンライン参加をご希望の方へ
映画についてはzoomを使用せず、動画視聴サイトvimeoにて、それぞれご鑑賞いただきます。
トークと交流会については、その後(15:45~)zoomに入室してのご参加となります。
(どちらのURLも申し込まれた方に後ほどお送りします)

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先:eigasai2024★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
https://www.jtgt.info/  (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

2024年4月21日 第79回月1原発映画祭『サイレント・フォールアウト』と監督トークのご報告

4月21日に開催した第79回月1原発映画祭『サイレント・フォールアウト』と監督トークのご報告です。

上映会には、会場「谷中の家」とオンラインzoomにて37名もの方にご参加いただきました。
映画について参加者の方々から、以下のような感想が寄せられました。

・核実験がこんなにたくさんの回数行われていたのを知らなかった。
・アメリカ全土が放射能汚染され、多くの人が苦しんでいることがよくわかった。
・「すべての人が被爆者」というその事実が重かった。世界中の人たちに知ってもらいたい。
・自分も、乳歯を提供した方たちと同世代だったとわかり、他人事とは思えなくなった。
・太平洋の島々に暮らす人々のことや、日本のマグロ漁船の乗組員のことなどが、身近なこととして頭と心に繋がって感じられた。

伊東英朗監督は愛媛県在住の方ですが、この日は出張先の京都のホテルからオンラインにて、主に以下のようなことをお話いただきました。

・アメリカでの上映では「皆さんは自国の核実験の影響による被爆者です。核兵器はいったい誰のためのものですか?」と問いかけて、人々に声をあげてもらいたい。
・監督自身もアメリカ議会の議員へのアプローチをしている。
・放射能の問題は環境問題。SDGsに「放射能問題」を入れてもらうための働きかけをしている。

その後、参加者と監督の質疑応答が行われましたが、皆さんの質問もそれぞれすばらしく、有意義な時間となりました。

監督は7月〜8月にかけてアメリカでの上映ツアーをされるそうです。
その費用のためのクラウドファンディングが、あさって4月29日23時までです。
https://readyfor.jp/projects/FALLOUT2024

映画『サイレント・フォールアウト』をまだご覧になっていない方は、同じくあさって29日ですが「憲法映画祭2024」で上映とトークがあります。
http://kenpou-eiga.com/?p=2951

その他の上映情報は公式HPからご確認ください。
https://fallout22.com/events/

この映画の広がりと、伊東監督のご活躍に、これからも注目していきたいと思います。
なお、皆さまからいただいた参加費は、Peatix手数料以外全額を、伊東監督にお送りました。
これからも月1原発映画祭をどうぞよろしくお願いいたします。

2024年4月21日(日) 第79回 月1原発映画祭/交流会 映画『サイレント・フォールアウト』+伊東英朗監督トーク+交流会

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第79回 月1原発映画祭/交流会
映画『サイレント・フォールアウト』+伊東英朗監督トーク+交流会

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●日時:4月21日(日)15時より「谷中の家」& オンラインにて開催

・15:00~16:20 映画『サイレント・フォールアウト』上映
・16:30〜17:00 伊東英朗監督オンライントーク
・17:00〜17:30 交流会(質疑応答やフリートーク)

●参加費: 1000円(お申込み・お支払い方法は、文末の申込み方法をご覧ください)

●定員: 谷中の家20名・オンライン30名(どちらも申込制)

●申し込み期限: 谷中の家4月20日(土)21時・オンライン4月21日(日)12時

今回上映する映画は『放射線を浴びたX年後1,2』の伊東英朗監督が、アメリカの人々に自国の放射能汚染を知ってほしいと願い、膨大な資料と証言を編集された映画です。「アメリカ本土の放射能汚染」という、今までほとんど知られていなかった事実に光が当てられています。
日本国内で劇場上映の予定はありません。監督は、自主上映でカンパをつのり、それをアメリカでの上映資金に充てていくということです。(私たちの会では、オンライン参加の方にカンパ方式で参加していただくことが難しいため、一律1000円の参加費を集めてカンパすることにしました)
どうぞこの機会に貴重な映像をご覧いただき、伊東監督の熱いトークをぜひお聞きください。

●映画『放射線を浴びたX年後Ⅲ サイレント・フォールアウト 乳歯が語る大陸汚染』

19年に渡る独自取材にもとづく、渾身のドキュメンタリー。30人の証言、4000ページに及ぶ文書。アメリカ・ネバダの核実験から広がった“見えない放射性降下物” アメリカ大陸の放射能汚染の実態に迫る。(2023年/76分)

1950年代、アメリカ国内で行われた100回の大気圏内核実験によって アメリカ大陸は放射能汚染された。汚染したミルクを飲み続けた子どもたちの健康を心配した女性たちが立ち上がった。子どもたちの被曝が科学的に証明され、ケネディ大統領は大気圏内核実験中止を宣言。しかし・・・  
映画は、アメリカでほぼ知られていない大陸全土の放射能汚染を伝えたいと製作された。

プロデューサー・監督・脚本・撮影/伊東英朗 
日本語本編ナレーション/加藤登紀子(英語版ナレーション/アレック・ボールドウィン)
文化庁映画創造活動支援事業

日本語版予告編 https://www.youtube.com/watch?v=UvoYH59Dtlg
フォールアウト・プロジェクトHP https://fallout22.com/
FB https://www.facebook.com/x311movie

●伊東英朗(いとうひであき)監督プロフィール

1060年愛媛県生まれ。テレビ局ディレクターを経て、2021年に独立。2004年、太平洋核実験によって日本のマグロ漁師が被爆した事実に出会い、映像化。映画『放射線を浴びたX年後』『放射線を浴びたX年後Ⅱ』を制作。芸術選奨文部科学大臣賞、日本民間放送連盟賞、ギャラクシー賞、日本記者クラブ特別賞など受賞多数。

監督メッセージ:この映画が、日本の未来を考える上でひとつの気づきになることを、そしてアメリカの人たちが事実を知るきっかけになることを、願っています。

●申し込み方法

①「谷中の家」での参加を希望される方

メール eigasai2024★jtgt.info(★を@に置きかえてください)または、
Tel 090-9492-0075(西川)までお申込みください。(人数に限りがありますのでお早めに!)参加費1000円は当日会場でお支払いください。

②オンライン参加の方

下記PeatixのURLをクリックして「チケットを申し込む」をクリックしてください。
https://peatix.com/event/3885933
指示に従ってお支払い方法などを選択してください。手続き完了後、ご登録のメールアドレスあてにチケットのお申込詳細メールが自動配信されます。

*オンライン参加をご希望の方へ
映画についてはzoomを使用せず、動画視聴サイトvimeoの限定公開にて、それぞれご鑑賞いただきます。
トークと交流会については、その後(16:30~)zoomに入室してのご参加となります。
(どちらのURLも申し込まれた方に後ほどお送りします)

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先:eigasai2024★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
https://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

2023年9月23日(土) 第78回 月1原発映画祭報告

9月23日(土)、山田徹監督をお招きして、映画『新地町の漁師たち』を鑑賞し、監
督トークと交流会を行いました。
当日は、会場とオンライン、合わせて25名の参加者がありました。

映画については「漁師さんたちの葛藤がとても伝わってきて、考えさせられる映画
だった」「どんなにお金をもらっても、原発事故でうけた被害を過去、現在、未来と
つぐないきれるものではない」「映画の時点で10年先はわからないと言っている姿が
あったが、結局10年以上たって、この現状」「漁師の皆さんと監督とのしっかりした
関係があればこそという映像の力を感じた」「事故後の漁業についての大変貴重な資
料」「アルプス処理汚染水放出が強行された今、改めて見なくてはと参加した」など
の感想が寄せられました。

トークでは、取材のなかで出会った方々との対話を通して今考えていることを、監督
が率直にお話くださいました。また、夏に台湾に招かれて上映した際に感じた「台湾
の人々の自由を求める心」についてもお話がありました。トークの様子は後日、録画
を公開予定です。

交流会では、監督が話された「自分事にする」というキーワードから発展して、活発
な意見交換が会場でもオンラインでも行われました。「原発自体の本質的な問題を議
論することなく、汚染水放出を進めてはならない」「無力感を持たせるのが、原子力
ムラのねらい。冷静に分析し、行動を続けなければ」「自分事として考えるには、関
心を持つことにとどまらず自分が具体的に何をするのかまで含めないと」などなど。
たくさんの方のご意見を聞くことで、考えをゆさぶられた時間でした。

監督は今、長く取材を続けている、浪江町から避難されたご家族の映画を編集されて
います。また、「福島と東京」をテーマにした映画の予定もあるそうです。これから
のご活躍に期待しています。山田監督のfacebookはこちらです。
https://www.facebook.com/shinchiryoshi/?ref=embed_page

その他、参加者の方からの情報です。
・10.13 笠井記者オンライン被ばく学習会「原発事故の宿題 中間貯蔵施設の建設と
汚染土の行方」http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/blog/2023/09/post-1ed4fc.
html
 
・8000人の若者も参加したイベントの動画
ワタシのミライ NO NUKES & NO FOSSIL〜再エネ100%と公正な社会を目指して(9月18
日 代々木公園)
https://www.youtube.com/watch?v=xKEb7CeRIXI&t=5845s

*なお、映画祭のYouTubeチャンネルをリニューアル中で、前回堀切さとみ監督の
トーク動画の公開が遅れています。公開しましたらまたお知らせします。

2023年9月23日(土) 第78回 月1原発映画祭/交流会 『新地町の漁師たち』+山田徹監督トーク+交流会

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 第78回 月1原発映画祭/交流会
『新地町の漁師たち』+山田徹監督トーク+交流会
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●日時:9月23日(土)15時より「谷中の家」& オンラインにて開催

・15:00~16:30 映画『新地町の漁師たち』上映
・16:40〜17:10 山田徹監督トーク
・17:10〜17:40 交流会(質疑応答やフリートーク)

●参加費: 1000円(お申込み・お支払い方法は、文末の申込み方法をご覧ください)

●定員: 谷中の家20名・オンライン30名(どちらも申込制)

●申し込み期限: 谷中の家9月22日(金)21時・オンライン9月23日(土)12時

多くの人々の不安や疑問を置き去りにして、放射性物質が混ざった処理汚染水が流され始めてしまいました。外交問題にも発展し、30年以上続くというこの状況を、私たちはどのようにとらえ、考えていけばいいのでしょうか?
今回上映する映画は、福島県最北部、新地町(しんちまち)の漁師さんたちを追った2011年から3年半の記録です。漁業者のみなさんが事故後、どのような状況に置かれ、今回の海洋放出に至るまでにどれほど苦悩、葛藤してきたのか。
第60回の月1原発映画祭(2018年5月)でも上映しましたが、今改めてこの映画を見て監督のお話を聞くことで、原発事故がもたらしたものについてみなさんと考えていけたらと思います。

●『新地町の漁師たち』ストーリー

あの大地震、原発事故で福島の漁師たちの生活は一変した。
 舞台は、3.11後の福島県新地町の漁村。東日本大震災によって引き起こされた福島第一原子力発電所の事故の影響で、当初、再生不可能とまで言われた福島の海。その海を生きる漁師たちはこれからどこへ向かうのか……。
 津波で消えた漁村、浜をさまよう漁師たち、放射能汚染水が排出された海、漁村の伝統祭事を映しながら、物語は「地下水バイパス計画」(汚染水対策)をめぐる交渉シーンへと向かう。
 廃炉行程を一刻も早く進めるために、漁業者から計画容認を得たい国と東京電力……。一方、どう考えても容認しないと復興できないことを理解しつつも反対する漁師たち、また賛成する漁師たち。
 この映画は、津波と原子力災害によって生じたさまざまな軋轢や葛藤の中で生きる福島県漁業者たちの合意形成をめぐる交渉の記録である。(2016年/89分 音楽:3日満月)
公式HP http://songriver-p.com/shinchi-ryoshi/#top 予告編映像あり

●山田徹監督プロフィール

東京出身、自由学園卒、映像作家。記録映画作家の羽田澄子監督に師事。過去作に映画『新地町の漁師たち』(2016、第3回グリーンイメージ国際環境映像祭大賞)。東日本大震災後の福島をフィールドに映像制作を行っている。

●申し込み方法

①「谷中の家」での参加を希望される方

メール eigasai2023★jtgt.info(★を@に置きかえてください)または、
Tel 090-9492-0075(西川)までお申込みください。(人数に限りがありますのでお早めに!)参加費1000円は当日会場でお支払いください。

②オンライン参加の方

下記PeatixのURLをクリックして「チケットを申し込む」をクリックしてください。
https://peatix.com/event/3689743
指示に従ってお支払い方法などを選択してください。手続き完了後、ご登録のメールアドレスあてにチケットのお申込詳細メールが自動配信されます。

*オンライン参加をご希望の方へ
映画についてはzoomを使用せず、動画視聴サイトvimeoの限定公開にて、会場と同時刻(15:00~)にそれぞれご鑑賞いただきます。
トークと交流会については、その後(16:30~)zoomに入室してのご参加となります。
(どちらのURLも申し込まれた方に後ほどお送りします)

●会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵の向かいの路地を入る、2筋目を右折。
角から二軒目。目印は格子戸。

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先:eigasai2023★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
https://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

第77回 月1原発映画祭/交流会 『原発の町を追われて・十年』+堀切さとみ監督トーク+交流会

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 第77回 月1原発映画祭/交流会
『原発の町を追われて・十年』+堀切さとみ監督トーク+交流会
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●日時:6月25日(日)15時より「谷中の家」& zoom にて開催

・15:00~16:00 映画『原発の町を追われて・十年』上映
・16:10〜16:40 堀切さとみ監督トーク
・16:40〜17:30 交流会(質疑応答やフリートーク)

●参加費: 500円(お申込み・お支払い方法は、文末の申込み方法をご覧ください)

●定員: 谷中の家20名・zoom30名(どちらも申込制)

●申し込み期限: 谷中の家6月24日(土)21時・zoom6月25日(日)14時

今回上映するのは、原発事故で福島県双葉町から避難された方々のその後を追った映画です。堀切さとみ監督は、事故直後のさいたまスーパーアリーナに駆け付け、その後、旧騎西高校の避難所に通って双葉町の方々の思いを映像にしてきました。
『原発の町を追われて』(2012年) 『続・原発の町を追われて~避難民・双葉町の記録』(2013年) 『原発の町を追われて3~双葉町・ある牛飼いの記録』(2017年)。
国は原発推進へとかじを切り、事故による被害者、避難者の方々は、もういないことにされているようです。映画とお話から、事故から12年の今を考えていけたらと思います。
(ご都合がつけば、映画に登場される鵜沼久江さんもご参加いただけるとのことです)

なお、月1原発映画祭では、2014年と2018年にも堀切監督にお越しいただいています。
第24回(2014年4月)の報告はこちらからお読みいただけます。
http://www.jtgt.info/?q=node/543
また、2020年3月のニュースレター(コロナ禍で上映会の代わりに発行)第6号で、堀切監督には鵜沼久江さんへのインタビュー映像をお願いしました。こちらからご覧ください。
http://www.jtgt.info/?q=node/3194
*今回も、当日zoomでご一緒に映画を鑑賞してからトークとなります。事前に各自で映画を観ていただく形式ではありません。参加費は、映画とトーク込みで500円となります。

●作品解説

『原発の町を追われて・十年』(2021年/60分) 福島第一原発事故で7000人の住民が避難を余儀なくされた双葉町。緑豊かな町は、中間貯蔵施設に姿を変えた。事故から10年たった町には五輪の聖火が走り、駅は新しくなったが、誰一人住むことはできないままだ。原発事故からの復興とは何なのか。避難生活を続ける二組の家族を軸に、その軌跡を追った。

撮影・編集・ナレーション:堀切さとみ
出演:鵜沼久江 田中信一 吉沢正巳 他
撮影:見雪恵美 馬場朋子 大久保千津奈               西中誠一郎
音楽:ファンテイルスチール
提供:針谷勉 稲葉孝之

●制作者プロフィール

堀切さとみ:1965年千葉県生まれ さいたま市の小学校で給食調理員として働きながら、2008年に市民メディア講座で映像を学ぶ。初めての作品は、上関原発建設に反対する瀬戸内海の島の人々を撮った『神の舞う島』(2009年20分)。福島第一原発事故後は、福島県双葉町の避難者を撮り続け、本作は4作目。
http://genpatufutaba.com/

●申し込み方法

①「谷中の家」(東京都台東区谷中3-17-11)での参加を希望される方

メール eigasai2023★jtgt.info(★を@に置きかえてください)または、Tel 090-9492-0075(西川)までお申込みください。参加費500円は当日会場でお支払いください。

②zoomにてオンライン参加の方

下記PeatixのURLをクリックして「チケットを申し込む」をクリックしてください。
https://peatix.com/event/3569868
指示に従ってお支払い方法などを選択してください。手続き完了後、ご登録のメールアドレス宛にチケットのお申込詳細メールが自動配信されます。

●会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵の向かいの路地を入る、2筋目を右折。
角から二軒目。目印は格子戸。

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先:eigasai2023★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
https://www.jtgt.info/
(地域から未来をつくる・ひがし広場内)

2022年1月29日(日) オンライン月1原発映画祭/交流会 『かくれキニシタン~声をあげる10年目の福島~』+関久雄監督トーク+交流会


第76回 オンライン月1原発映画祭/交流会
『かくれキニシタン~声をあげる10年目の福島~』+関久雄監督トーク+交流会


チラシ

●日時:1月29日(日)15時よりzoom &「谷中の家」にて開催

・15:00〜16:10 映画『かくれキニシタン』上映
・16:10〜16:40 関久雄監督トーク(監督はZOOMにて参加されます)
・16:40〜17:30 交流会(質疑応答やフリートーク)

●参加費:1000円

(お申込み&お支払いはPeatix から。文末の申込み方法をご覧ください)

●zoom30名・谷中の家10名(どちらも申込制)

●申し込み期限:zoom 1月29日(日)15時・谷中の家 1月28日(土)21時

12月に予定していた上映会を延期しての開催です。
佐渡で「保養キャンプ」を続けていらっしゃる関久雄さんが自ら監督された映画を上映し、お話をうかがいます。保養に参加された方々の生の声、そこから見えてくる福島の今、声をあげることの大切さ、ユニークなタイトルにこめられた意味とは・・・。事故などなかったかのような原発政策が打ち出されている今、関さんの言葉をお聞きして考えたいと思います。
皆さんからの参加費は、必要経費以外関さんの保養活動にカンパいたします。
なお今回はオンラインでの参加が難しい方のために、定員10名ではありますが従来の「谷中の家」にての参加も受け付けます。たくさんの方のご参加お待ちしています。

*今回は、当日zoomでご一緒に映画を鑑賞してからトークとなります。事前に各自で映画を観ていただく形式ではありません。参加費は、映画とトーク込みで1000円となります。

●『かくれキニシタン~声をあげる10年目の福島~』作品紹介

(関久雄 映画「かくれキニシタン」のできるまで より抜粋)
2020年の夏、私たちは米沢と佐渡で保養をやった。コロナも保養も、基本は免疫力をあげることだから止める理由はない。同時に尋常でないこの状況を記録にしておこうと映画作りを始めた。保養の様子や参加者へのインタビューなどを撮る中で、福島の中に生じている対立や分断が見えてきた・・・

2021年製作/作品時間71分
監督 : 関久雄
製作 : 特定非営利法人ライフケア
撮影 : 佐藤広一 今野寿美雄 大野沙亜也
編集 : 大野沙亜也
音楽 : 関久雄 大谷哲範 だるま森+えりこ
イメージ画像 : 総合工作芸術家だるま森
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Ff4e7z-dMiY&t=1s

*「保養」とは、放射線量の低い所で過ごし、体から放射性物質を排泄し、心身ともに元気になっていく活動です。チェルノブイリ原発事故のあったウクライナやベラルーシでは36年たった今も国の事業として保養に行くことができますが、日本は民間の善意に頼るしかない現状です。

●関久雄監督プロフィール

岩手県生まれ。1970年、高校卒業後、横浜で昼は港で働き夜は神奈川大学に通い学生運動や労働運動を体験するも、理論とヘルメットで武装して相手を叩くやり方についていけず、1977年ヒマラヤニストに転向。1983年のヒマラヤでの転落事故がきっかけで帰国後、無農薬野菜の八百屋を始める。1986年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに脱原発と非暴力運動に関わる。1994年、福島県の二本松に移住。塾経営、社協ボランティアコーディネーター、施設職員などを勤め、2011年の震災、原発事故以後はNPO法人の職員として原発を止める活動を再開。2012年からは佐渡ヶ島に保養センター「へっついの家」を立ち上げ保養を中心の活動を担う。また、自宅の土を東電と国に届ける「灰の行進」を行ったり、詩作やスタディツアーを通して「福島のいま」を伝え続けている。現在、妻と子どもは米沢に避難中。

●申し込み方法

①zoomにてオンライン参加の方
下記PeatixのURLをクリックして「チケットを申し込む」をクリックしてください。
https://peatix.com/event/3448027
指示に従ってお支払い方法などを選択してください。手続き完了後、ご登録のメールアドレス宛にチケットのお申込詳細メールが自動配信されます。

②「谷中の家」での参加を希望される方
メール eigasai2022★jtgt.info(★を@に置きかえてください)または、
Tel 090-9492-0075(西川)までお申込みください。(人数に限りがありますのでお早めに!)参加費1000円は当日会場でお支払いください。

●会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵の向かいの路地を入る、2筋目を右折。
角から二軒目。目印は格子戸。

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先:eigasai2022★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
https://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

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