2023年1月29日(日) 第76回月1原発映画祭報告

第76回月1原発映画祭のご報告です。

23年1月29日(日)第76回月1原発映画祭では、映画『かくれキニシタン〜声をあげる
10年目の福島〜』を見て、関久雄監督のお話をうかがいました。
今回は、コロナ禍以前に集っていた谷中の家とオンラインでの、初めてのハイブリッ
ド開催で、15名ほどの方にご参加いただきました。

映画は、佐渡島などでの保養に参加した人々の声や子どもたちの様子、関さんの想
い、精神科医・蟻塚亮二先生の言葉を伝えてくれます。参加者の皆さんからは、保養
について知ることができたことや、自分は原発事故の当事者の意識から遠く離れてい
たと思った、などの感想が寄せられています。この映画は、直近では2月12日(日)
港区、3月3日(金)5日(日)7日(火)練馬区で上映されますので、どうぞお出かけ
ください。(文末に情報URLを載せます)

関監督のトークは、写真も交えて30分間、生い立ちから、宗教の話、希望を持つこと
の大切さなど、映画の内容にとどまらない率直で熱いお話をうかがうことができまし
た。最後には詩人でもある監督の詩「ゆっくりと坂道をくだって」(原発事故の避難
後、一時帰宅した息子さんを詠んだ詩)の朗読もありました。

質疑応答では、避難について監督自身のご家族の葛藤や、コロナ禍で各地の保養活動
が減ってしまったが、大人になってから思い出して参加する人や、時がたってから参
加を希望する人もいるので、保養活動は続けていかねばならないというお話がありま
した。
今後は佐渡島での保養の拠点「へっついの家」を買い取る計画があるので、その際に
はまた協力してもらえれば、とのことでした。

関久雄さんの活動(NPO法人ライフケア)HP
https://npo-lifecare.org/

2月12日(日)「子ども脱被ばく裁判 判決前アクション」にて『かくれキニシタ
ン』上映
https://fukusima-sokai.blogspot.com/2022/12/20221218-22023212.html?m=1

3月3日(金)5日(日)7日(火)江古田映画祭にて『かくれキニシタン』上映
https://www.facebook.com/ekodaeigasai/
(『原発を止めた裁判長』なども上映されます)

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