2020年4月10日(金) Friday for Fair Finacial(FFFF)公正な金融のための金曜日@日銀前スタンディング

緊急事態宣言!? 
カネは公共医療と人々の生活のために使え!

4・10  Friday for Fair Finacial(FFFF)公正な金融のための金曜日@日銀前スタンディング(その3)

日時:4月10日(金)19~20時
場所:日本銀行本店裏
         メトロ日本橋駅A1出口、三越前駅A8出口など
呼びかけ:attac首都圏
http://attaction.seesaa.net/

発言予定
加藤匡通さん(茨城不安定労働組合)
小倉利丸さん(批評家)ほか

緊急事態宣言とあわせて発表された事業規模108兆円の経済対策。新型コロナウイルスの感染拡大に無策な安倍政権の煩悩を表したかのような金額です。

しかし実際の新規の財政支出は29.2兆円、しかも減収家庭への給付金は4兆円など市民生活に関係する支出学力の少なさに比べ、財政投融資を活用した「新型コロナリバイバル成長基盤強化ファンド」などに9.3兆円、そして金融措置によるメガバンクをはじめとする金融機関による民間資金は42兆円と最大の金額を誇っています。

この巨額のマネーの出どころはニッポンギンコー。その原資はいうまでもなく自然環境と人間労働からの搾取から。そしてそのマネーは金融システムと大量廃棄の生産システムを温存する大企業へと流れるだけ。膨大なCO2排出をつづけてきた大企業、たとえば航空会社は2兆円の支援要請、トヨタもメガバンクに対して1兆円の融資枠を要請…。

カネの使い方、完全に間違えてます!

減収補償やリストラ阻止とともに、いま最も重要なのは、最前線で感染症に取り組む医療従事者や公衆衛生人員の増員などを担保する財政支出です。しかし政府の緊急経済対策ではそのことがほとんど語られておらず、ただ医療従事者らの自己犠牲に感謝するだけです。これでは現場からの悲鳴に応えることはできません。

「過去最大の経済対策」と自画自賛するアベノマスクの経済対策の本当の狙いは、感染収束までの「緊急支援フェイズ」のあとの「V字回復フェイズ」に向けられています。人命よりも国益第一のアベノマスクに従うかのように、日本銀行も証券取引所も休むことなくマネーを回し続けています。問題はどこに、何にマネーを回すのかということ。

世界を襲った新型コロナウイルスの感染症危機で分かったのは、マネーファーストの新自由主義は、危機の時にその牙を剥き、人々の命と生活を犠牲にしてシステムを守ろうとすることでした。

V字回復?この悲惨な感染症危機のあと、もう一度ネオリベ資本主義に戻ってどうする! 

メガバンクと大資本による大量浪費の生産システムの温存ではなく、自然環境を守り、公共サービスや福祉医療などの必要が満たされた社会システムへの転換こそ、この危機の先に見出すべき出口です。

3回目となったFriday for Fair Finacial(FFFF)公正な金融のための金曜日では、このパンデミック恐慌に乗じてさらなる金融緩和と新自由主義政策でシステムの延命を図ろうとするクロダノミのアベノマスクの問題点を浮き彫りにします。

パンデミック(世界的大流行)の語源は、ギリシャ語のパン(すべての)デモス(ひとびと)。パンデミック恐慌にパンデモスの連帯で未来を切り開こう。

※スタンディングでの発言を収録して、後日attac japan radio programとしてON AIIRします。前回のON AIIRはこちら→http://attaction.seesaa.net/article/474450903.html

※次回は4月17日(金)19~20時の予定です。変更の可能性もありますのでブログなどで確認してください。次回の発言予定は、大利英昭さん(都庁職病院支部)、桑原よもぎさん(2019年4月日本学生支援機構抗議デモ参加者)ほかです。

※不急不要の搾取労働など、人との接触をできるだけ減らし、3密に十分に配慮してご参加ください。

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