2020年3月17日(火) ATTAC公共サービス研究会 潰すな自治体病院 日本の医療制度改革の処方箋 本田宏先生講演会

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ATTAC公共サービス研究会
潰すな自治体病院 日本の医療制度改革の処方箋
本田宏先生講演会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日 時:3月17日(火)18:30〜20:30(開場18:00)
場 所:文京シビックセンター 地下1F アカデミー文京学習室
資料代:500円
◎おはなし:本田宏さん
 外科医、元埼玉県済生会栗橋病院医師。
 『本当の医療崩壊はこれからやってくる』(洋泉社、2015年)、
 『高齢期社会保障改革を読み解く』(自治体研究社、共著、2017年)、
 『Dr.本田の社会保障切り捨て日本への処方せん』(自治体研究社、2018年)
 など著書多数。
主 催:attac公共サービス研究会(attac_ps@protonmail.com)
    attac首都圏ブログ http://attaction.seesaa.net/

◆424もの自治体病院が潰される!?
 30兆円を超えてしまった医療費が国の財政を破壊する、自治体病院の赤字が地方自治体を財政破綻させる。国が手をひきマスコミが無責任に繰り返すこれらの主張。つい先日も「週刊東洋経済1月11日号」が医療を特集し、「年間赤字414億円 都立8病院の実情」、「公立病院欠損金ワースト150」などの見出しが躍りました。
 国は赤字の病院は社会から必要とされていないのだから潰してしまえと424の自治体病院リストを公開しました。名指しされた自治体病院は地域から必要とされていないから赤字になっているわけではないのです。むしろ424のリストには地域になくてはならない病院がいくつも並んでいます。どうしてこんなことになったのか!? そして自治体病院切り捨ては地方の問題ばかりではありません。東京でも都立病院の地方独立行政法人化が狙われています。

◆新型肺炎対応などでも必要な自治体病院を潰すな!
 そんな中、突然持ち上がった新型肺炎。都内では都立・公社のそれぞれ2病院が患者を受け入れることになり、武漢から帰還した人々の宿泊施設には都立病院の職員が派遣されています。独立採算が強制される地方独立行政法人化されたら、このような不採算な活動を行えば行うほど病院の経営は悪化してしまいます。新興感染症や自然災害の時に住民の命を守る砦が自治体病院なのです。でも、だからと言って赤字でいいの?自衛隊や消防は赤字だと言われないのに、地域住民の健康を守る自治体病院はなぜ赤字と責められる?
 この、どこから手を付けていいかわからない問題を、本田先生(外科医)が笑いとともに解き明かし、解決の処方箋を示します。

◎attac公共サービス研究会 <公共サービスを市場から労働者・市民の側に取り戻そう>
 新自由主義グローバリゼーションに反対し、人権と平等と平和のグローバリゼーションを目的として活動するATTAC Japan(首都圏)のなかの研究会です。新自由主義の市場に奪われた公共サービスを、労働者と市民の側に取り戻したいと考えています。民営化をはじめとする公共サービスに関わるさまざまな問題を、その分野の専門家や現場の労働者からお話をうかがい議論する場です。会員・非会員を問わず参加を歓迎しています。どうぞご参加ください。これまで郵政民営化、水の民営化、国鉄民営化、公務非正規問題などで学習会を開催してきました。

Theme by Danetsoft and Danang Probo Sayekti inspired by Maksimer