2020年3月7日(土) レイバーネット2020総会・特別講演=斎藤幸平「未来への大分岐-資本主義をこえる社会像へのアプローチ」

2020年2月27日(木)コロナ問題で、斎藤幸平さんご自身からの申し出で登壇がキャンセルとなりました。

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レイバーネット2020総会・特別講演=斎藤幸平「未来への大分岐-資本主義をこえる社会像へのアプローチ」(水道橋)

〔第一部〕総会(13時開場)
13時半〜14時45分 活動報告・財政報告・討論など
*どなたでも参加できます。
〔第二部〕15時〜17時
記念講演=斎藤幸平(大阪市立大学准教授)
「未来への大分岐—資本主義をこえる社会像へのアプローチ」
● 3月7日(土)午後3時〜5時
● スペースたんぽぽ(JR水道橋10分)
  千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4F
  アクセス https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
● 参加費 500円

 「私たちは大量絶滅の始まりにいます。それなのにあなたたちが話しているのは、お金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか!」。2019年9月23日、16歳グレタさんの国連で怒りのスピーチは世界に衝撃を与えた。金もうけが野放しの新自由主義時代が30年も続き、世界はいま「1%対99%」の超格差社会になった。また気候変動は生態系の崩壊をもたらし、私たちは経済危機と環境危機の真っ只中にいる。いったいこれからどうしたらいいのだろうか。そんな折、2019年秋に発刊されたのが『未来への大分岐-資本主義の終わりか、人間の終焉か?』(集英社新書)で、大きな反響を呼んでいる。

 編者は新進気鋭の経済学者、斎藤幸平さんで、世界の著名な知識人であるマルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソンの各氏にインタビューした本である。うたい文句は「世界最高峰の知性たちが若き俊英とともに描く、危機の時代の羅針盤!」。斎藤さんは「環境危機は、資本主義の決定的問題点を、くっきりと見せてくれる。環境危機こそが、生産のあり方を大きく変え、ポストキャピタリズムへの道を切り拓く契機になりうる」と語っている。また資本主義をのりこえ「自由、平等、連帯、民主主義」に価値を置く社会システムを実現するために、大きなスケールで徹底した思考が必要だと強調している。

 そんな斎藤幸平さんが今年のレイバーネット総会のゲストに決まった。2001年に発足したレイバーネットは今年で満20年の節目の年。斎藤さんのメイン報告を受けて、今後の運動の方向性を一緒に考えてみたい。題して「未来への大分岐—資本主義をこえる社会像へのアプローチ」。進行は対話方式で行う。聞き手は柴田武男さんで、韓国の「環境・労働政策」に詳しい白石孝さんも助言者として加わる。当日は、午後3時から午後5時までのたっぷり2時間をとった。さあ、あなたも大ディスカッションに加わってください。

●主催・連絡先 レイバーネット日本
TEL03-3530-8588 FAX03-3530-8578

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