2019年11月16日(土) 第121回草の実アカデミー 「堤防決壊の真の犯人はだれか」

■11月16日(土)第121回草の実アカデミー
「堤防決壊の真の犯人はだれか」
 大災害の背景を考える
講師:関良基氏(拓殖大学政経学部教授)
 
 こんにちは。林克明です。
 
 今年の台風19号は猛威を振るいましたが、毎年水害がひどくなっているのは皆さん実感していると思います。
 
 大雨が降るのは自然の力なので基本的にはどうすることもできませんが、いまより危険を減らすことはできます。
 
 ところが、スーパー堤防を推進するために、今ある堤防を弱い状態に放置したままだというじゃありませんか。
 
 ということは、考えを改めて対策を実行しない限り、これからも毎年犠牲者が出続けることになってしまいます。
 
 とてつもない兵器を理不尽な値段で購入し、安全保障だ、などと寝言を言っている暇はなく、本当に安心して住める国にしようという願いを込めて、今回の講演会を開催します。
 
 ぜひご参加ください。
 
 
◎講演者の関良基氏からのメッセージ
 
 なぜ日本の堤防はかくも簡単に決壊するのでしょうか? 堤防は、土の塊であれば堤内に水が浸入したり、越水によって洗堀されたりすれば、簡単に破堤します。
 
 堤防が、土の塊でよいと考えている行政に問題があるのです。
 
 堤防が決壊するたびに、「スーパー堤防を仕分けた蓮舫が悪い!」といった声がネットで沸き起こり、ダムとスーパー堤防に期待するネット上での声が高まります。
 
 これはデマであり、惨事便乗型の利権獲得戦略であるといって過言ではありません。じつは国がダムとスーパー堤防を推進するために、既存の堤防は脆弱な構造のまま放置されているのが真相なのです。
 
 ダムとスーパー堤防は国土を安全にしません。日本における喫緊の課題は、越流しても簡単に決壊することはない耐越水堤防を整備することです。
 
 それさえ整備されれば、安全度は格段に増し、これほど多くの堤防が決壊する被害は出ないはずであることを論じます。
 
■11月16日(土)第121回草の実アカデミー
「堤防決壊の真の犯人はだれか」
 大災害の背景を考える
講師:関良基氏(拓殖大学政治経済学部教授)
 
日時:11月16日(土)
   14時開場、14時30分開始、16:40終了
場所:雑司ヶ谷地域文化創造館 第1会議室A
https://www.mapion.co.jp/m2/35.71971291,139.71364947,16/poi=21330448165 
交通:JR「目白駅」徒歩10分、東京メトロ副都心線「雑司ヶ谷駅」2番出口直結
資料代:500円
 
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主催:草の実アカデミー
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