2019年8月10日(土) 新作DVD「どうする?日本の水道~自治・人権・公共財としての水を~」 完成記念上映会&シンポジウム

【新作DVD「どうする?日本の水道~自治・人権・公共財としての水を~」
完成記念上映会&シンポジウム】

■日時:2019年8月10日(土)14:00~16:45 開場13:30
■会場:田町交通ビル6F
ホール (JR田町駅東口下車)
       東京都港区芝浦3丁目2-22
            会場地図 https://goo.gl/maps/aYPJffgNLuBHKhrZA

■参加費:1500円 ※予約優先
■お申し込みフォーム
  http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html
■プログラム
1.新作DVD『どうする?日本の水道―自治・人権・公共財としての水を』上映
2.土屋トカチ監督よりメッセージ
3.DVD出演者によるシンポジウム
■スピーカー
岸本聡子(トランスナショナル研究所)
橋本淳司(水ジャーナリスト、アクアスフィア・水教育研究所代表)
辻谷貴文(一般財団法人全水道会館水情報センター事務局長)
内田聖子(PARC共同代表)

★完成記念上映会の詳細はこちら
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/190810.html

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★新作DVD作品★
どうする?日本の水道
~自治・人権・公共財としての水を~

 水がなければ私たちは生きていけません。
 水は人権であり、自治の基本です。
 日本の水道普及率は98%を超え、豊かな水源と高い技術力によって、世界有数
の「飲める水道水」を誇っています。自治体が責任もって水道を運営することで、
日本国憲法第25条の生存権のひとつである「公衆衛生」が保障されています。
 しかし、日本の水道は今、多くの課題を抱えています。人口減による自治体の
財政難、老朽化した水道管などのインフラ、職員の高齢化・減少です。これら

題の解決策として、政府は水道事業の運営権を民間企業に売却するコンセッショ
ン方式を推奨しています。2018年12月の水道法改正にもこれを促進する内容が含
まれています。「民間からの投資」は、本当に「苦難を乗り切る万能薬」なので
しょうか?
 世界では、パリ市やベルリン市など、水道再公営化を選ぶ自治体が増えていま
す。英国では約40年間の民営化・官民連携は「失敗」と評価されました。世界に
逆行するかのような日本の政策。果たして、私たちはどのような選択をすべきで
しょうか? そもそも「蛇口の向こう側」を、私たちはどこまで知り、考えてい
るでしょうか。
 全国でも率先してコンセッション方式導入を進める静岡県浜松市、宮城県での
課題や市民の動き
、専門家のお話や水道労働の現場から、「自治」をキーワード
に私たちの「水の未来」を考えます。

◆制作:特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC)
◆2019年/DVD/片面1層/カラー41分 解説資料付き
◆本体価格:4,500円+税(図書館価格15,000円+税)

●監修:内田聖子(PARC共同代表)
●監督:土屋トカチ(映画監督)
●出演:
    池谷たか子(浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク)
    内田聖子(PARC共同代表)
 尾林芳匡(弁護士)
    菊池明敏(岩手中部水道企業団参与)
    岸本聡子(トランスナショナル研究所)
    工藤昭彦(食緑水を創る宮城県民会議)
   
近藤夏樹(自治労連公営企業評議会・事務局長)
    竹内康人(人権平和・浜松)
    辻谷貴文(一般財団法人全水道会館水情報センター事務局長)
    二階堂健男(全水道・中央執行委員長)
    橋本淳司(水ジャーナリスト、アクアスフィア・水教育研究所所長)
    アンヌ・ル・ストラ(パリ市前副市長・前水道局長)

★予告編映像はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=ou4OGJmGwBM

★作品詳細はこちら
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/suido.html

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【関連書籍のご案内】
新刊! 
日本の水道をどうする!?民営化か公共の再生か

内田聖子
[編著]
四六版/252ページ/本体1700円+税
コモンズ刊/2019年8月

●もくじ
第1章 世界の水道民営化の30年
   ―「人権としての水」を確立してきた国際市民社会の闘い 内田聖子

第2章 公共サービスの再公営化が世界のトレンド 岸本聡子
1 民営化は失敗だった●パリ市(フランス)
2 市民参画を求める再公有化運動●バルセロナ市(スペイン)
3 鉛汚染との闘い●ピッツバーグ市(米国)
4 裁判で勝ち取った公営化●ミズ―ラ市(米国)
5 民営化と再公営化のせめぎあい●ジャカルタ市(インドネシア)

第3章 世界と逆行する日本の政策 
1 徹底解剖水道法&PFI法 内田聖子
2 水道法改正前後の動きと「みんなの公共水道」への模索 辻谷貴文

第4章 
民営化が懸念される自治体
1 結論ありきの「コンセッション導入可能性調査」●浜松市 竹内康人
2 水道民営化に反対する市民たち●浜松市 池谷たか子
3 県民不在の「みやぎ方式」●宮城県 工藤昭彦 

第5章 「公共の水」をどう維持し、発展させるか 
1 民営化を阻止できた理由●大阪市 武田かおり
2 広域化で経営を改善し、職員は確保●岩手中部水道企業団 菊池明敏
3 公営水道の再構築――公公連携、公民連携、住民参画、流域連携 近藤夏樹

エピローグ      
 水は自治の基本――未来の公共サービスを創るために 橋本淳司

★書籍の詳細はこちら
http://www.commonsonline.co.jp/new_books/2019/08/02/nihon_no_suido/

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