2019年7月1日(月) ワンコイン・シネマ・トーク「見えない油」の向こうにある人権問題と環境破壊『パームオイル 近くて遠い油のはなし』

【要申込】 ワンコイン・シネマ・トーク「見えない油」の向こうにある人権問題と環境破壊『パームオイル 近くて遠い油のはなし』講師:飯沼佐代子さん(7/1、東京・千代田区)
案内→ http://www.parc-jp.org/freeschool/event/19_onecoin.html

 ワンコイン・シネマ・トーク 2019

 グローバル化の時代といわれる今日、私たちは、身の回りにある「安さ」「快適さ」「華やかさ」がどのように成り立っているのか、ふだん意識することがありません。
 しかし、ひとたび舞台裏に目を向けると、環境や人権をめぐるさまざまな問題が浮かび上がります。
 「ワンコイン・シネマ・トーク」は、映像作品を見て、講師のお話を聞き、参加者みんなで語り合う場です。
 当たり前と感じているモノやコトについて議論し、私たちの社会のあり方を一緒に考えてみませんか?

・【7/1】「見えない油」の向こうにある人権問題と環境破壊
     (講師:飯沼佐代子さん)
・【8/5】記録映画から読み解くオリンピック(講師:永田浩三さん)
・【9/30】市民調査がつなぐ日本とアジア—エビ研究のその後
     (講師:内海愛子さん・福家洋介さん)
・【10/28】電気自動車とSDGsと鉱山問題(講師:田中滋さん)

■会 場:PARC自由学校教室
     アジア太平洋資料センター(PARC)
     〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル
     地下鉄都営新宿線「小川町」
        丸ノ内線「淡路町」
        千代田線「新御茶ノ水」
     A5出口から徒歩2分
     ※いずれの駅も地下でつながっています。
     JR「お茶の水」聖橋口から徒歩6分
     地図→ http://www.parc-jp.org/guidance/guidance_04.html
■参加費:500円
※特別オープン講座につき、どなたでも参加可能です。
<お申し込みはこちらの申し込みフォームから>
http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html
◆お問い合せ先:NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
        東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
        TEL.03-5209-3455
        FAX.03-5209-3453
        E-mail :office★parc-jp.org ←★を@に置きかえてください。

「見えない油」の向こうにある人権問題と環境破壊『パームオイル 近くて遠い油のはなし』
■日 時:2019年7月1日(月)19:00〜21:30(開場18:30)
■上映作品:『パームオイル 近くて遠い油のはなし』
 アブラヤシの実からとれるパームオイル。
 加工しやすい便利な油として、インスタントラーメンやスナック菓子、チョコレートなどさまざまな食品や、洗剤などの製造に使用されています。
 しかし、その調達の裏には、農園開発によって住む土地から追い出される人々や、低賃金・劣悪な労働環境で働かされる人々の姿、そして、熱帯林の消失と生物多様性の喪失という現実がありました。
 観賞後には、飯沼佐代子さんによる解説。
 熱帯林が失われ続けている現状から、持続可能な調達のための認証制度をめぐる課題まで、私たちが知らないうちに大量消費している「見えない油」の現在についてお話いただきます。
■講 師:飯沼佐代子さん(地球・人間環境フォーラム)

-----------------------------------------------
記録映画から読み解くオリンピック
■日 時:2019年8月5日(月)19:00〜21:30(開場18:30)
 来年東京で開催されるオリンピック。
 しかし、私たちの多くにとって、開会式・閉会式や競技を目にするのは映像を通してです。
 オリンピックと映像ははたしてどのような関係を結んできたのでしょうか?
 手がかりとなるのが、レニ・リーフェンシュタール監督『オリンピア』(「民族の祭典」・「美の祭典」1938年)と市川昆監督『東京オリンピック』(1965年)です。
 それぞれ1936年ベルリン五輪と1964年東京五輪を撮影した両作は、ともに映画史に残る傑作として知られる一方で、記録と演出、芸術と政治をめぐる議論を呼んできました。
 二つの作品を検証することは、政治イベントとしてのオリンピックと向き合い、中継やニュース速報のような映像の自明性を疑う機会ともなります。
 ドキュメンタリー制作に詳しい永田浩三さんに映像を交えてお話いただきます。
■講 師:永田浩三さん(武蔵大学 教授/ジャーナリスト)

-----------------------------------------------
市民調査がつなぐ日本とアジア—エビ研究のその後『奪われたエビ』
■日 時:2018年10月15日(月)19:00〜21:30(開場18:30)
■上映作品:『奪われたエビ』
 私たちの食べるエビはどこからどのようにやってくるのか?
 大量消費・大量輸入される身近なモノの来歴を市民の目線でたどることで解き明かされる、日本の私たちの暮らしとアジアの人々の暮らしのつながり。
 作品上映後には、故・村井吉敬さん、故・鶴見良行さんらとともにアジアを歩いた内海愛子さん、福家洋介さんのお二人にお話をうかがいます。
 東南アジア各地をともに歩き、議論するなかで考えてきたこととは?
 「エビ研究からイワシ研究へ」という調査研究の歩みを通して見えてきたグローバル化時代の日本とアジアの姿とは? 市民調査の過去・現在・未来を語り合います。
■講 師:内海愛子さん(恵泉女学園 名誉教授)
     福家洋介さん(大東文化大学 准教授)

-----------------------------------------------
電気自動車とSDGsと鉱山問題『スマホの真実—紛争鉱物と環境破壊とのつながり』
■日 時:2019年10月28日(月)19:00〜21:30(開場18:30)
■上映作品:『スマホの真実—紛争鉱物と環境破壊とのつながり』
 私たちの暮らしに不可欠となったスマートフォンや小型電子機器。
 それらをつくるためには、通称「レアメタル」と呼ばれる希少金属を含む、20種類上の鉱物が必要とされています。
 しかし、鉱物採掘は巨大な利権を伴い、しばしばそこに暮らす人々の暮らしや自然環境に大きな影響を及ぼしています。
 身近なスマートフォンの内側に隠された調達の真実とは?
 作品上映後には、本作の取材にあたったPARC事務局長・田中滋が、フィリピンとエクアドルの採掘現場の現在について報告。
 現地の人々の声とどのように向き合い、採掘と調達のあり方を変えていくことができるのかを考えます。
■講 師:田中滋さん(アジア太平洋資料センター 事務局長)

Theme by Danetsoft and Danang Probo Sayekti inspired by Maksimer