2019年6月24日(月) インラサラ氏・スピーキングツアー「ベトナムは原発輸入計画を中止しました!」東京講演会

6/24(月) インラサラ氏・スピーキングツアー「ベトナムは原発輸入計画を中止しました!」東京講演会(文京シビックセンター4Fホール)

案内→ http://nonukesasiaforum.org/japan/archives/1506
チラシ→ https://tinyurl.com/y4f3jnh8
チラシ裏(東京講演会)→ https://tinyurl.com/y4hp4bk8

 ベトナム政府は2016年11月、ロシアと日本による原発建設計画を中止しました。
 原発建設予算の倍増および財政難が中止の理由といわれていますが、内外の様々な言論活動なども影響したと思われます。
 チュオン・タン・サン前国家主席は白紙撤回の背景について「国民、特に建設予定地の住民の心配が大きくなった」と述べました(共同通信2017.12.2)。

 先住民族チャム人の文学者であるインラサラ氏は、2012年4月に小説「チェルノフニット(チェルノブイリとフクシマとニントゥアンの意味)」を執筆しました。
 また、同年5月、「原発輸出は非人道的である」とする日本政府への請願書に、インラサラ氏ら多くのチャム人を含め626名が命がけで署名しました。
 インラサラ氏は、圧力や攻撃で命の危機に直面しながらも原発を止める取り組みを止めませんでした。
 インラサラ氏は次のようにも述べています。「福島原発事故の多くの被災者は、我々に大災害を免れる人類の運命について覚醒を促し、それを通して、この危険で苦難に満ちた地球上に生きるすべての人類に警告してくれている」。

 原発建設予定地とされたニントゥアン省は、相対的に貧しい地域でチャム人が多く暮らしているところであり、福島や沖縄にもつながる「構造的な暴力を含む差別」のもとで強引に原発建設計画が進められようとしていました。
 このたび、インラサラ氏を日本に招き、原発を輸出されようとした側の声に耳を傾けたいと思います。

●インラサラ氏・スピーキングツアー「ベトナムは原発輸入計画を中止しました!」

6月インラサラ氏・スピーキングツアー日程
 20日(木) 辺野古など訪問、18:30 沖縄講演会(沖縄大学)
 21日(金) 18:45 福島交流会
        場所:アクティブシニアセンターAOZ〔アオウゼ〕視聴覚室
           〒960-8051 福島県福島市曽根田町1-18 MAXふくしま4F
           アクセス→ https://bit.ly/2tia6S2
 22日(土) 12:30 「日本平和学会 in 福島」分科会(福島大学)
 23日(日) 福島県浜通り視察など
 24日(月) 18:30 東京講演会
       場所:文京シビックセンター4階区民会議室4Fホール
       アクセス→ https://bit.ly/2EeRMkd
参加費:800円
共 催:沖縄環境ネットワーク
    沖縄大学吉井美知子研究室
    原子力資料情報室
    原発いらない福島の女たち
    国際環境NGO FoE Japan
    ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
後 援:一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
    日本平和学会「3・11」プロジェクト委員会

インラサラ(INRASARA)氏プロフィール
 1957年ベトナム、ニントゥアン省チャクリン村に生まれる。
 ニントゥアン・チャム語書籍編集委員会、その後、ホーチミン市総合大学ベトナム東南アジア研究所に勤務。
 1998年よりサイゴンにてフリーライター。
 チャムの文化および言語を研究する傍ら、詩、小説、評論や文学批評を発表。
 雑誌『ダガラウ−創作・エッセイ・チャム研究』を主宰。
 国内外の多くの賞を受賞。2005年にはベトナムテレビ局より、年間文化人賞に選ばれる。
 原発建設計画が浮上した直後からチャム人の先頭に立って反対を唱え、一時は安全が脅かされるような状況に置かれた。
 Inrasara.com 主宰。

参照: http://www.labornetjp.org/news/2019/1556764420555staff01

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