2018年9月18日(火) 「貧困ジャーナリズム大賞2018」の授賞式&シンポジウム

「貧困ジャーナリズム大賞2018」の授賞式&シンポジウムのお知らせ
http://www.labornetjp.org/EventItem/1535637445176staff01

今年も反貧困ネットワークでは、「貧困ジャーナリズム大賞2018」の授賞式&シンポジウム
を開催します。
「貧困」に関する報道の分野でめざましい活躍をみせ、世間の理解を促すことに貢献した
ジャーナリストたちを顕彰します。日本社会が抱える貧困の問題において、隠されていた
真実を白日の下にさらしたスクープ報道、綿密な取材で社会構造の欠陥や政策の不備を訴
えた調査報道、地道な努力で問題を訴え続けた継続報道などが対象です。取材される側で
ある当事者や専門家の側から見た報道の評価を年に1度、社会に示したいと思っています。

日時:9月18日(火)19:00~21:00
会場:文京シビックセンター 区民会議室 5階会議室C
   (東京都文京区春日1‐16‐21) 
   〇東京メトロ後楽園駅・丸ノ内線(4a・5番出口)、南北線(5番出口)徒歩1分
内容:19:00~19:30 表彰式
    19:30~21:00 シンポジウム
   (昨年のシンポジウムのタイトルは”~世代間対立を超えて~”。今年は未定)
    パネリストは、「貧困ジャーナリズム大賞2018」受賞者および、貧困問題
    に詳しいジャーナリスト他受賞者と主催者によるシンポジウム

問い合わせ先:反貧困ネットワーク(代表世話人:宇都宮 健児)
〒113-0023 東京都文京区向丘1-7-8 コミュニティスペース「ほのぼの」内
TEL/FAX: 080-6757-1573 E-mail: office★antipoverty-network.org ←★を@に置きかえてください。

反貧困ネット連続講座第2回「生活困窮者自立支援の現場から考える」
http://www.labornetjp.org/EventItem/1535637503091staff01

 2015年4月から実施されている「生活困窮者自立支援制度」は、「生活保護受給者や生
活困窮に至るリスクの高い層の増加を踏まえ、生活保護に至る前の自立支援策の強化を図
るとともに、生活保護から脱却した人が再び生活保護に頼ることのないようにすることが
必要であり、生活保護制度の見直しと生活困窮者対策の一体実施が不可欠」とされ、「現
在生活保護を受給していないが、生活保護に至る可能性のある者で、自立が見込まれる者
」が主な対象者だ。

 厚労省によれば、「福祉事務所来訪者のうち生活保護に至らない者は、高齢者等も含め
年間約40万人」
その他では「非正規労働者、年収200万円以下の給与所得者、高校中退者、ニート、引き
こもり」などが挙げられている。

 では、その制度はどのように機能しているのか、先進自治体といわれる大阪府豊中市で
は、市・社協・一般社団法人の3者連携で進められているが、その委託法人の非正規相談
員をされていた服部さん、そして「格差是正と地方自治研究会」で豊中市を調査された上
林さんのお二人をゲストにお招きし、支援事業の現場からお話しを伺うのが、連続講座第
2回企画だ。

<発言者から>
◇生活困窮者支援を通して感じた「見えない貧困」 これを切り口に委託法人職員もまた
困窮者であること、ひきこもり、制度の狭間にあるケースの就労支援について経験を通じ
て語ります。(服部貴子)
◆行政における縦割りや、部署間の情報共有の欠如は、ときに、救えたはずの市民の命が
失われる事態を招く。
 「総合相談窓口とは、窓口をワンストップ化し、そこで何でも解決できるようにするこ
とではない。全庁的に相談窓口を張り巡らすことであり、いわば相談窓口を全庁的に拡大
すること、役所全体を相談窓口にすることである。(上林陽治~『都市問題』16年7月)
■コーディネーターの白石孝さんより、韓国ソウル市の実践事例「出かけていく福祉=チ
ャットン」「貧困解消を地域全体で=冠岳区住民連帯」「ホームレス自立サポート=開か
れた女性センター」の報告があります。

・日 時 2018年9月21日(金)午後6時30分~8時30分  *開場:6時10分
・会 場 文京区民センター2階2A集会室
・報告者  服部貴子 (豊中市生活困窮者自立支援事業の受託法人元相談員)
     上林陽治 (公財・地方自治総合研究所研究員、NPO・官製ワーキングプア研 究会)
・コーディネーター 白石孝 (反貧困ネット世話人、NPO・官製ワーキングプア研究会 )
・参加資料代 500円 
主催:反貧困ネットワーク
〒113-0023 文京区向丘1-7-8
コミュニティ・スペース「ほのぼの」内
TEL/FAX:03-3812-3724 E-mail: office★antipoverty-network.org ←★を@に置きかえてください。

※第3回は11月下旬、テーマは、現代日本の貧困と労働問題(予定)

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