2019年8月14日(水)「比例代表制推進フォーラム」(仮称)準備委員会
<比例代表制の実現を目指す運動へご参加を!>
私たちは、日本をすべての人が暮らしやすい平和な国にしたいと考えています。そのためには政治が、その実現のために行われなければなりません。
政治にとって選挙制度とは、様々な国民の意見を代表して政策を決定する議員を選ぶ手段であり、政治の土台となるインフラのようなものです。選挙制度の違いにより、政治も変わります。選挙制度とは、国をかたちや政治の文化風土を左右する重要なものなのです。
はたして今日の政治は、多くの国民が納得し満足できるものになっているでしょうか。必ずしもそうとは思えません。それは、わたしたちの代表者を選ぶ選挙制度に大きな問題があるからだと考えます。
今日の日本の選挙制度は、衆議院選挙では小選挙区制と比例代表制とをミックスしたものですが、小選挙区の議席の割合が多くなっています。また参議院選挙でも比例代表制による全国区と原則都道府県単位で行われる選挙区がありますが、選挙区選挙は1人区が多く小選挙区制と同様な状態です。
このような小選挙区あるいは1人区の制度は、その選挙区から議員を1人しか選べないことから、落選した候補者に投票したひとたちの意向は死票と扱われ無視されます。また相対的多数で当選者が決
まるので、立候補者が多い場合は過半数に満たない得票でも当選します。
そのため、小選挙区で当選可能な政党は大政党の候補者に限られ、少数政党や新規政党はほとんど政治に参加する機会が与えられません。
世の中は、考え方や生き方が多様化し、さまざまな思想、信条や価値観を有する人が共存する社会になってきましたが、それを政治に反映するための選挙制度とはなっていません。
それに引き換え比例代表制は、さまざまな主義・主張をする政党が、それを支持する有権者の数に応じて議席を獲得できるきわめて民主的な選挙制度です。わたしたちはこの制度が多様化し流動化する現代社会にうまく適合した制度だと考えます。
とりわけ日本では女性議員が少なく先進国でも最低レ
ベルですが、その原因の多くは小選挙区中心の選挙制度にあると考えます。比例代表制を導入している多くの国において、男女交互の候補者名簿方式を採用するなど大幅に女性議員の割合が増加していますが、この面でも改善に大きく貢献する制度です。
わたしたちは、政治をより多様な民意を反映し、より国民が満足するものにするには比例代表制が最適であり、必要な制度だと考えます。
そしてその実現を図るためには、推進母体となるプラットフォームが必要であると考え、今回「比例代表制推進フォーラム」(仮称)を立ち上げることを決意しました。
この趣旨に賛同され、多くの方がこの運動に参加されることを心から期待します。
「比例代表制推進フォーラム」(仮称)
発起人:「変えよう!選挙制度の会」代表 田中久雄
hisao★t3.rim.or.jp ←★を@に置きかえてください。
(準備委員会の立上げ)
8月14日(水)18:00に飯田橋の東京市民活動・ボランティアセンター会議室Bで行います。運動の趣旨にご賛同の方はぜひご参加ください。
会場:東京ボランティア・市民活動センター会議室B(JR/地下鉄「飯田橋」駅下車)
〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸(かぐらがし)1-1 飯田橋セントラルプラザ10階
アクセス・地図 https://www.tvac.or.jp/tvac/access.html
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