2017年6月18日(日) あなたの知らない沖縄
原爆の図丸木美術館は2011年に東京で宮森小事件を描いた劇「フクギの雫」の公
演を行いました。
その時に那覇から来てくださり、燃えるような信念と明晰な記憶力で、1時間、
原稿もみずに講演されていたのが元知事の大田昌秀さんでした。
今朝92歳で亡くなられました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
私たちはその翌年から、宮森小ジェット機墜落事件のことを東京で伝えようと、
毎年この時期に沖縄の集いを行ってきました。
1959年6月30日、沖縄の宮森小学校にジェット機が墜落して多くの子どもたちが
なくなったことをご存知ですか。
その後も沖縄では基地があるための被害が今もずっと続いています。
私たちは、そのような沖縄の歴史、人々の心の痛みを思い、今、高江と辺野古で
起きていることを考えていきたいと思います。
今年は完成したばかりでまだ東京で一般公開されていない映画:「美ら海を未来
へ〜辺野古・高江、新基地建設反対によせる思い〜」を上映します。
監督の中井さんはこう問いかけます。
「沖縄の辺野古や高江で、命がけで新基地建設を止めようとする人々。
彼らには、「かけがえのない美しい自然と戦争のない平和な 世の中を次世代の
子どもたちに残したい」という共通の思いがある。
果たして私たちは、あの美しい海や森を残すことができるのだろうか?」
そして第二部で若きジャーナリスト大矢英代さんのお話をうかがいます。
大矢さんは明治学院大、早稲田大学大学院を出て、琉球朝日放送報道制作局に勤
務されました。
普天間、辺野古、高江の現場取材にあたり、また元海兵隊員を取材した優れたド
キュメンタリー「テロリストは僕だった」などを制作されています。
You Tube で見ることができます。
現在は早稲田クロニクルで調査報道にあたっています。
大矢さんはフェイスブックにこう書かれています。
「千葉県出身の私が見つめてきた沖縄の報道現場のこと、沖縄の人々の思い、そ
して本土に暮らす「私たち」が知らない沖縄の現実・・・
沖縄の問題は、沖縄という一つの地域の問題じゃなく
日本の問題、世界の問題だということも本当によくわかった。
沖縄で起きていることは
私たち日本人の、日本国民の一人一人の責任が問われているのだということも
本当に苦しいくらいよく分かった。
それを知った者として
一人でも多くの人たちに伝える使命があると感じています。」
ぜひおいでください。
小寺隆幸(原爆の図丸木美術館理事長、明治学院大学国際平和研究所客員研究員)
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ド キ ュ メ ン タ リ ー 上 映 と 講 演
〜あ な た の 知 ら な い 沖 縄〜
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●日 時:6月18日(日)13:30開始
●会 場:明治学院大学白金キャンパス 本館3階 1301教室
(東京都港区白金台1丁目2-37 地下鉄白金台駅・白金高輪駅・高輪
台駅より徒歩7分)
(監督:中井信介/2017年3月完成)
●講 演:大矢英代(おおや はなよ)さん
●資料代:800円 学生無料
●主 催:6.18沖縄のつどい実行委員会(宮森・630を伝える会、ジョゴ
ン保
護キャンペーンセンター、原爆の図丸木美術館)
●後 援:明治学院大学国際平和研究所
http://www.meijigakuin.ac.jp/event/archive/2017/2017-05-29-1.html
●賛 同:公益財団法人東京YWCA、平和を実現するキリスト者ネット、辺野
古リレー、沖縄戦首都圏の会、沖縄平和ネットワーク首都圏の会
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