2017年3月26日(日) 第33回憲法を考える映画の会
【第33回憲法を考える映画の会「武器なき斗い」のご案内】
6回目の映画のご案内メールをお送りさせていただきます。今回は3月26日(日)に予定しています第33回憲法を考える映画の会『武器なき斗い 山本宣治と治安維持法』を紹介させていただきます。
第33回 憲法を考える映画の会「武器なき斗い」 ご紹介のお願い
決して過去のことではない。
人権を弾圧し、大東亜戦争を支えた治安維持法が、また息を吹き返そうとしている。
憲法を考える映画の会では、今まさに国会に提出されようとしている「共謀罪法」に反対していく映画会を1月以来続けてきました。
とくに、「共謀罪が治安維持法と似ている、それ以上にひどいものだ」と言われることから、まず「治安維持法」を知るために、「治安維持法」の非道さを描いた映画を選んで毎月連続上映してきました。
1月『横浜事件を生きて』,2月『小林多喜二』です。
それらは、おかげさまで大きな反響をいただきました。
そして今回3月の上映会に、この『武器なき斗い』を選びました。
この『武器なき斗い』は1960年に制作された山本薩夫監督の作品で、戦前の1929年、治安維持法改悪にただ一人反対し、右翼の兇刃に斃れた労農党代議士、山本宣治の生涯を描いた劇映画です。
この映画を上映会の準備のために試写したときに、仲間の一人から「あまりに今の状況と重なることに暗然とした思いがした」と言う感想が出ました。
たとえば、山本宣治が大学にいられなくなるに至る圧力。政府のやり方に反対して、物言おうとする人間に対して、表に裏にその動きをかぎまわり嫌がらせを繰り返す警察権力。答えになっていない答弁を繰り返し、言い逃れに終始する国会の政府答弁。山本宣治に治安維持法改悪反対の演説をさせないことを画策する野党幹部。そして言論を弾圧し、テロという暴力によって社会のために活動する人を抹殺しようとする動き。それらを正しく伝えようとしない報道。
まさに今、沖縄をはじめこの国のあちこちで明らかにされないまま進められている例と比べ、そのひとつひとつを数えてしまいました。
侵略戦争への道を開くためのこうした内向けの準備、反対するものを抹殺し,言論を押さえつけることによって着々と進めていった戦前の歩みと、「今」が重なることを感じて慄然とします。
今回の「治安維持法」を知るための連続上映を通して、治安維持法と共謀罪の類似性についてイメージを共有し、共謀罪法反対の意思を高め、拡げていきたいと思います。
第33回憲法を考える映画の会
日時:2017年3月26日(日)13:30~16:30
会場:千駄ヶ谷区民会館 集会室(渋谷区神宮前1-1-10 原宿駅10分)
映画『武器なき斗い』1990年制作・140分
山本薩夫 監督・ビデオプレス作品
参加費:一般1000円 学生600円
是非、上映会にいらっしゃってください。この映画の会のことをお知らせください。
今回の憲法を考える映画の会の案内チラシと、これからの映画の映画の会を紹介した「あとおいニュース」を添付させていただきます。
※ 作品の詳しい内容につきましては、憲法を考える映画の会HP http://kenpou-eiga.com/?p=1919 をご覧下さい。
【憲法映画祭2017のご案内】
昨年5月1日に開いた憲法映画祭を,今年は4月29日、30日の二日間に開きます。
現在準備中で、プログラムがほぼ決まってきましたのでご紹介させてください。
今年の憲法記念日は70回目の誕生日です。
こころ新たにしてこの憲法を真に自分たちのものにしていきたいと思います。
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