差止請求事件判決言い渡し報告

差止請求事件判決言い渡し報告

東京訴訟の共同代表で、安保法制違憲訴訟全国ネットワークの代表をつとめている弁護士の寺井一弘です。
去る3月13日の東京地裁民事2部の「差止請求事件」の判決も私どもの期待を完全に裏切る内容でした。
コロナウイルスの関係で恒例の国会議員会館での報告集会をキャンセルせざるを得ず、皆様とこの判決の不当性を明らかにして今後の闘いの課題を確認できなかったことは大変残念でありました。
私どもは当日の判決後に記者会見を行い、弁護団声明を発表させていただきました。
そして東京訴訟の共同代表の伊藤真弁護士に「安保法制違憲訴訟これまでの判決の評価」と題する書面をまとめていただきましたのでご一読願えれ
ば幸いに存じます。

国を相手とする安保法制違憲訴訟については当初から大変厳しいものと考えていました
が、改めて政権をこれほどまでに忖度して司法の役割を放擲した実態に愕然とさせられております。
しかし、私の個人的見解ながら、過去の4つの判決ではいずれも懸念されていた安保法制を合憲とは判断させなかったことは一定の成果であると共に、証人尋問申請を全て却下した理不尽な結論であることから審理が何ら尽くされていない裁判の名に値しない点が特徴的だと思っています。
集団的自衛権を容認した安保法制の憲法違反を鋭く指摘した宮崎礼壱内閣法制局元長官らの証人尋問を実現した前橋地裁、横浜地裁、女の会の東京地裁民事10部、そして今後の証人尋問が認められた長崎
地裁や札幌高裁、さらに尋問採用の可能性の高い釧路、宮崎、山口の各地裁での判決が続きます。
私どもは平和を求める全国市民の皆様の叡知と力を結集してこの安保法制違憲訴訟を最後まで闘い抜きたいと決意しております。
どうか今後ともよろしくご指導ご支援くださいますようお願いいたします。

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事務局からのご案内
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[記者会見等動画]
http://anpoiken.jp/2020/03/16/sashitome13/

[声明]
http://anpoiken.jp/2020/03/13/seimei-2/

[「安保法制違憲訴訟これまでの判決の評価」弁護士 伊藤真]
※長文ですので、希望者にメール添付でPDFを送ります。
plaintiff@anpoiken.jp までお知らせください。

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事務局からのお願い
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違憲訴訟の会ニュースNo.16の発送を行います。
お手伝いいただける方は、お集まりください。
よろしくお願いします!

3月31日(火)13:00より
場所:連合会館 501会議室

○連合会館アクセス
https://rengokaikan.jp/access/
東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B3出口(徒歩0分)
東京メトロ丸ノ内線「淡路町駅」B3出口 ※(B3出口まで徒歩5分)
都営地下鉄新宿線「小川町駅」B3出口 ※(B3出口まで徒歩3分)
JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」聖橋口(徒歩5分)

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