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2021年5月27日(木) シリア内戦から10年 第3回「未来へ、種を蒔く 〜シリアで生きる人びと〜」

<アーカイブ:第1回 私の好きなシリア〜砂漠、スーク、農村〜>
https://www.youtube.com/watch?v=nbwuF2Wn6G4

<アーカイブ:第2回 故郷シリアを思うとき 難民となり生きる人々は今>
https://www.youtube.com/watch?v=7yPQAy1oVXw
(期間限定6月12日まで)

また講座当日、たくさんのご質問をいただきましたが、すべてにお答えする
ことができませんでしたので、少しお時間が経ってしまいましたが、登壇者
の皆さまから、回答をいただきましたので、下記に掲載しましたとのことです。

https://www.parcic.org/news/events/18727/

そして5月27日(木)には、シリーズの最終回となる下記第3回を開催するとのことです。

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【5/27開催オンライン特別企画】シリア内戦から10年
第3回「未来へ、種を蒔く 〜シリアで生きる人びと〜」

シリア専門家の青山弘之氏に、現地の食糧事情についてお話しいただきます。
また、パルシックが昨年始めた小麦や野菜の生産、養鶏などの取り組みの様子を、
現地の人びとのインタビューも交えお伝えしてきます。

2021年5月20日(木) 空爆が続くガザから 緊急集会

【5/20開催】空爆が続くガザから 緊急集会

5月10日の夜からガザでイスラエルによる空爆が始まり、目下先が見通せない状況が続いています。   パルシックのガザ事務所近くの建物も空爆され、スタッフの親戚が亡くなったりしています。スタッフの一人は夜中ずーっと空爆の音で眠れずにいる、また別のスタッフは食糧が底をついてしまっているが買い物に行くにもびくびくしていると聞きます。   空爆開始から数日間で死者は100人を超え、戦火の激しさが伝わってきます。直接の被爆者だけではなくガザの人びとがみんな怯え、首をすくめて生きていることを実感します。   いったい何が起きているのか。
今、ガザの人びとはどのような状況にあるのか。
そして、これから私たちができることは何なのか。 パレスチナ現地駐在員より報告します。
開催概要
日時:5月20日(木)20:00~21:00
場所:オンライン(ZOOM)
参加費:無料
定員:400名(要申込)
スピーカー:パルシック パレスチナ駐在員 お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
https://parcic-gaza0520.peatix.com/
お申込みいただいた方に、別途メールにて開催当日までにZOOMのURLをお送りします。

STOP TOKYO OLYMPICS だから私は五輪中止を求めます

「うつけんマンスリートークセッション」特別番組【STOP TOKYO OLYMPICS だから私は五輪中止を求めます】
出演:現役看護師(都内病院勤務)、ダースレイダー(ラッパー)、平尾剛(元ラグビー日本代表)、浅沼優子(ブッキングエージェントSave Our Space)、佐久間裕美子(文筆家)、内田樹(思想家・武道家)、宇都宮けんじ(弁護士)

https://youtu.be/lWCq86nP8Wc

2021年5月13日(木) 新型コロナウイルス感染者数推移

2021年5月13日(木) 新型コロナウイルス感染者数推移


上記グラフの元データは朝日新聞DEGITALの毎日正午時点の集計値を使っています。

・朝日新聞DEGITAL:新型コロナウイルス感染者数の推移
https://www.asahi.com/special/corona/

・新型コロナウイルス対策ダッシュボード
https://www.stopcovid19.jp

・山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html

連続オンライン講座『アフリカの経験に学ぶパンデミック対策―「健康」を人々の手に取り戻すために』

皆様 お世話になっております。世界はまだ新型コロナ(COVID-19)により閉ざされた状況が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、アフリカ日本協議会(AJF)は、アジア太平洋資料センター(PARC)の「PARC自由学校」と共催で、オンライン連続講座「アフリカの経験に学ぶパンデミック対策=『健康』を人々の手に取り戻すために=」を開催します。
世界の多くの地域がCOVID-19のインパクトに苦しむ中、アフリカは比較的、COVID-19を抑え込んでいるように見えます。この背景には、アフリカが長年にわたって、深刻な感染症への取り組みを進め、多くの経験を積んできたことがあります。この講座では、エイズ、マラリア、エボラ・ウイルス病、そして国際保健政策とアフリカ、の4つのテーマから、アフリカの経験を学んでいきたいと思います。詳細は以下の通りです。皆様のご参加をお待ちしております。
★申込サイト:以下からお申し込みください。 http://www.parc-jp.org/freeschool/event/2021open2.html

★注意事項:第1回(5月17日実施)の申込最終締切:5月17日(月) 16:00※その後のお申し込みについては、リンク送付が開始直前、あるいは開始に間に合わない可能性がありますことをご了承ください。

新型コロナに対する公正な医療アクセスをすべての人に!連絡会

新型コロナに対する公正な医療アクセスをすべての人に!連絡会

先週5月8日、当連絡会ではバイデン政権の知的財産権一時免除支持の報道を受けて、緊急ウェビナーを開催しました。大変短い告知期間だったためこれまで関心をお持ちいただいたみなさまに時間的余裕をもってお知らせすることができませんでした。
そこで、当日の動画とスピーカーのプレゼン資料、南アから寄せられたメッセージ動画のリンクを下記のURLにて公開しています。ご活用いただければ幸いです。
https://ajf.gr.jp/covid-19/network-covid19/handout/

●当連絡会では、今回のセミナーの通訳代などこうしたイベント等にかかる経費を賄うためのカンパを募っています。ご入金の際には、振替用紙等に※「公正なアクセス連絡会カンパ」であることがわかるようにしていただくか、本メール(ajf.globalhealth★@gmail.com ←★を@に置きかえてください) に振込日、振り込み金額、振り込んだ方のお名前をお送りください。

■郵便振替
郵便振替口座(払込取扱票番号) 00120-3-573276 
特定非営利活動法人アフリカ日本協議会
※郵便局備え付けの払込取扱票に上記番号と振込先、お名前等をご記入ください。

■銀行振込
ゆうちょ銀行〇一九店(当)0573276 

月1原発映画祭ニュースレター第8号

■ 今月のトピック「処理汚染水の海洋放出について」

前回のニュースレターでは別のテーマを予告していましたが、政府が2021年4月13日に関係閣僚会議にて福島第一原子力発電所の敷地内に溜まり続けるトリチウムなどの放射性物質を含む処理汚染水を海洋放出処分する計画を承認したことを受け、急遽こちらを今回のニュースレターのテーマとして取り上げました。

◆ 処理汚染水とは

東日本大震災の津波による炉心溶融事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所では、燃料デブリに触れた雨水や地下水などの高濃度の放射性物質に汚染された水が1日140トンのペースで発生し続けています。

これらの汚染水は、ALPS(アルプス:多核種除去設備)という装置によって主な放射性物質が取り除かれ処理汚染水となりますが、装置では除去できない放射性物質のトリチウム(三重水素)が含まれているとされています。

この処理汚染水は、現在は福島第一原子力発電所の敷地内に設置された1000基ほどのタンクに保存されており、その量は約125万トンに及びます。福島第一原子力発電所の敷地内にはタンクを新たに設置する土地が底をついているため、2022年にはこのタンクは満杯となる見込みです。

このニュースレター内では処理水という名称は使用せず「処理汚染水」という呼び方をします。

◆政府が決定した基本方針

今回の政府が決定した基本方針をまとめると次のようになります。

・処理済みの汚染水は2年後を目処に海洋放出
・放出時は海水で100倍以上に希釈する(国の基準値の1/40程度、世界保健機関の飲料水ガイドラインの1/7程度にトリチウムの濃度を薄める)
・1年間に放出するトリチウムの量が事故前に福島第一原子力発電所で設定していた目安を下回るようにする
・漁場や海水浴場でトリチウムのモニタリングを行う
・東電が風評被害の実態に合った賠償をする
・風評被害対策などの関係閣僚会議を設置する

このニュースは数多くのメディアが一斉に国内外に報道したので、ご存じの方も多いと思います。

・NHK:トリチウムなど含む処理水 薄めて海洋放出の方針決定 政府 (2021年4月13日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210413/k10012971161000.html

・日経:原発処理水の海洋放出決定 2年後めど、100倍以上に希釈 (2021年4月13日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA12CGP0S1A410C2000000/

◆ 政府の決定に対しての反発

この決定に対して漁業団体に加え、中国、韓国などの周辺国が強く反発しています。

・産経:処理水放出「到底容認できず、強く抗議」 全漁連会長が声明(2021年4月13日)
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210413/mca2104131106012-n1.htm

・朝日新聞:「海は日本のゴミ箱ではない」 中国、処理水放出を批判(2021年4月14日)
https://www.asahi.com/articles/ASP4G6VDBP4GUHBI022.html

・Newsweek:文在寅、福島第1原発の処理水海洋放出に「待った」 国際海洋法裁判所への提訴検討を指示(2021年4月14日)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/04/1-187.php

2015年に東電は処理水については地元及び全国の漁業関係者の理解なしにはいかなる処分も行わないと約束していましたが、今回の政府の決定はこの約束を反故にしたことになります。

・時事:漁業者理解、重い課題 東電社長、約束順守明言―原発処理水(2021年4月19日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021041800432&g=eco

◆ タンクの中身

政府は処理汚染水にはトリチウムしか放射性物質は含まれていないという説明をしていますが、実は、2018年8月にトリチウム以外の基準値超の放射性物質検出とメディアで報じられていました。

・西日本新聞:基準値超の放射性物質検出、福島 トリチウム以外、長寿命も(2018年8月19日)
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/442386/

・FOOCOM:おそまつだったトリチウム水処理の公聴会 トリチウムしか残らない前提崩れる(2018年9月5日)
https://foocom.net/column/shirai/17224/

政府はトリチウム以外は問題にならないという前提で説明していますが、この前提がそもそも間違っていることが判ります。次のNewsweekの報道は、このポイントについて鋭く切り込んで指摘しています。

・Newsweek:原発処理水の海洋放出「トリチウム水だから安全」の二重の欺瞞(2021年4月16日)
https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2021/04/post-7.php

以下引用:
────────────────────
汚染水の海洋放出が決定された同日、経済産業省はALPS処理水の定義を変更し、「トリチウム以外の核種について、環境放出の際の規制基準を満たす水」のみを「ALPS処理水」と呼称することを発表した。ということは現在、基準値を超える核種が検出されている汚染水は「ALPS処理水」ではない。また、「規制基準」をクリアする方法を、「2次処理や希釈」と表現しており、二次処理を経ずとも希釈により基準値を下回ればそれでOKとしているとも解釈できる。少なくともこうした先行き不透明な状況で、「海洋放出されるのはどこの国も流しているトリチウム水だから問題ない」と説明するのは不正確だし、「捕らぬ狸の皮算用」でしかないだろう。
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◆ FoE Japanの処理汚染水の海洋放出決定への抗議声明

国際環境NGOであるFoE Japanの声明は状況説明や論点がしっかりと整理された内容となっています。ぜひご覧ください。

・FoE Japan声明:処理汚染水の海洋放出決定に抗議する
https://www.foejapan.org/energy/fukushima/210413.html

次の動画は、FoE Japan製作の汚染水の海洋放出に対する福島の漁師たちの言葉を綴ったものです。

・福島ミエルカプロジェクト:福島の漁師たちー『汚染水』を放出しないで
https://www.youtube.com/watch?v=FdUvwSV4XP8

福島の漁師の状況については次の月1原発映画祭でも取り上げました。

2018年5月13日(日) 第60回 月1原発映画祭/交流カフェ 『新地町の漁師たち』
上映+山田徹監督トーク
http://www.jtgt.info/?q=node/2138

◆ 政府・東電のイメージ戦略→新たな安全神話

政府は処理汚染水という呼び方をせず「処理水」という名称を使用し、放射性物質で汚染されているというイメージの打ち消しにやっきになっています。前述の政府によるトリチウム以外は問題にならないという前提についても言葉巧みに議論をすり替える一つのイメージ戦略でしょう。処理汚染水の海洋放出では放出される放射性物質の量がそもそもの問題なのに、環境基準を引き合いに海水で薄めた処理汚染水の濃度に議論を差しかえている点もあまりにも不自然です。

処理汚染水にはALPSでは取り切れなかった放射性物質のトリチウムが含まれていますが、復興庁はトリチウムはどこにでもあり、健康への心配はなく、大幅に薄めて海に流すから安全であるとの安全キャンペーンを繰り広げています。復興庁は電通に3億700万円で福島復興に関するPRを発注しているとのことですが、今回その一環としてゆるキャラを使ってトリチウムの安全性に関するPRを始めたものの、翌日には批判を受けてチラシや動画の公開を休止しました。

・東京新聞:「トリチウム」がゆるキャラに? 復興庁「親しみやすいように」原発汚染処理水の安全PR(2021年4月13日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/97830

・東京新聞:復興庁の「トリチウム」キャラ、公開中止 原発処理水の安全性PRに批判噴出(2021年4月14日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/98124

・復興庁がトリチウムをゆるキャラにして紹介したけど消した動画
https://www.youtube.com/watch?v=pITmQdR5PBE

今回、中国や韓国が処理汚染水の海洋放出に反発したことに政府寄りのメディアがコメント記事を繰り広げたのも一つのプロパガンダのように映ります。

・プレジデント:「原発処理水の海洋放出」に反発する野党は、中国や韓国よりレベルが低い(2021年4月16日)
https://president.jp/articles/-/45203?page=1

このような政府・東電のイメージ戦略・プロパガンダは新たな安全神話を作り上げ国民の批判をかわし、思考停止に追い込もうとする狙いがあるように思います。

今回の政府の発表直後に私自身一瞬、処理汚染水の海洋放出についての政府や東電のイメージ戦略を鵜呑みにしかけてしまいました。しかし、ふと疑問を感じて掘り下げて調べてみたところ、芋づる式におかしな点が見えてきたのが今回のレポートの発端です。イメージ戦略・プロパガンダによって、目を曇らせない、自分の目と頭で問題を調べて理解する姿勢が重要なのだと思います。

なお、処理汚染水の処分方法については様々な対案がありますが、次回のニュースレターではこれについて取り上げる予定です。
(文責:工藤智行)

■ オンライン・カフェ 自分の言葉で伝えよう 投稿募集!

*このコーナーでは原発に関する投稿を募集します。「原発ないと困るでしょ」「原発ゼロの主張は無責任」と言われたらあなたはどう答えますか? あるいは、今回のトピックや下記の一行ニュースなどに対する意見、映画や本の紹介などを、200字程度でお願いします。名前/ペンネーム、住んでいる地名などは投稿された方の任意とします。月1原発映画祭の「交流カフェ」のつもりでお気軽に。
投稿の原稿はメールでeigasai2021★jtgt.info 宛にお送りください。←★を@に置きかえてください。

■ 一行ニュース

・朝日新聞:核ごみ処分場の誘致、再び論争に 鹿児島・南大隅町長選(2021年4月10日)
https://www.asahi.com/articles/ASP4B61MFP49TIPE00S.html
(核ごみ処分場の誘致を主張した候補者は落選しました)

・朝日新聞:「核のごみ」寿都町の住民対話が紛糾(2021年4月15日)
https://www.asahi.com/articles/ASP4H62LDP4HIIPE002.html?iref=pc_extlink

・NHK:自民 議員連盟 原発の新設や増設求める提言案まとめる(2021年4月23日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210423/k10012991801000.html?utm_int=n...

・NHK:運転開始から40年超の原発の運転 福井県同意 関電が再稼働へ(2021年4月28日) 
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210428/k10013002301000.html

■ インフォメーション

・ドキュメンタリー映画『シロウオ〜原発立地を断念させた町』 YouTubeにて公開されました。(2013年制作・かさこ監督)
https://www.youtube.com/watch?v=K78YLgRCkrs

・青木美希さん(朝日新聞、ジャーナリスト)『いないことにされる私たち』展 クレヨンハウス東京店3Fにて、5月31日まで開催されています。
https://www.crayonhouse.co.jp/shop/pg/1tk05-210420

■ 次回のニュースレター

次回のトピックは「処理汚染水の海洋放出について その2」の予定です。
*ニュースレターのバックナンバーはこちらから
http://www.jtgt.info/?q=taxonomy/term/21

■ 月1原発映画の会

問い合わせ先  eigasai2021★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

2021年5月10日(月) 新型コロナウイルス感染者数推移

2021年5月10日(月) 新型コロナウイルス感染者数推移


上記グラフの元データは朝日新聞DEGITALの毎日正午時点の集計値を使っています。

・朝日新聞DEGITAL:新型コロナウイルス感染者数の推移
https://www.asahi.com/special/corona/

・新型コロナウイルス対策ダッシュボード
https://www.stopcovid19.jp

・山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html

2021年5月8日(土) 新型コロナウイルス感染者数推移

2021年5月8日(土) 新型コロナウイルス感染者数推移

都内7日間平均の前週との比較グラフを追加しました。


上記グラフの元データは朝日新聞DEGITALの毎日正午時点の集計値を使っています。

・朝日新聞DEGITAL:新型コロナウイルス感染者数の推移
https://www.asahi.com/special/corona/

・新型コロナウイルス対策ダッシュボード
https://www.stopcovid19.jp

・山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html

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