2021年11月30日(火) 緊急メディア・ブリーフィング+ウェビナー<世界を揺るがすコロナ新変異株「オミクロン」 ――ただちに世界のワクチン・医薬品格差をなくす取り組みを!

お世話になっております。内田聖子です。新たな変異種「オミクロン」の登場が世界で懸念されていますが、くしくも、このオミクロンの出現の影響で、明日11月30日~12月3日までジュネーブで開催予定だった世界貿易機関(WTO)の閣僚会合は急きょ延期になりました。
国際市民社会は1年前から、新型コロナウイルスに対するワクチンや医療品、検査などにかかる知的財産権を一時免除し、途上国にも公正な医療アクセスを確保するよう、各国政府・WTOに求めてきました。
PARCも他団体とともに「 新型コロナへの公正な医療アクセスをすべての人に!連絡会」に参画し、貿易協定・ルールの問題として取り組んできました。

WTOは延期されましたが、医療格差の課題は深刻なまま残っています。以下の通り、緊急のメディア・ブリーフィング&ウェビナーを開催します。メディア以外の方もどなたでも参加可能です。

拡散歓迎!
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緊急メディア・ブリーフィング+ウェビナー
世界を揺るがすコロナ新変異株「オミクロン」
ただちに世界のワクチン・医薬品格差をなくす取り組みを!
 11月30日(火)午前11時~(オンライン)
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◎世界の論調:新変異株は先進国・途上国の間の「ワクチン・医薬品格差」によって生まれた
◎11月30日~12月3日に予定されていた世界貿易機関(WTO)閣僚会議が無期延期に
◎市民社会の主張:ただちにコロナ関連知的財産権保護の免除し、技術移転の促進とワクチン・医薬品の生産を拡大して格差を埋めるべき
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◎日時:2021年11月30日(火)11:00~12:30(最長)
◎ZOOMリンク: https://us02web.zoom.us/j/84586636887
ミーティングID: 845 8663 6887 
◎対象:メディアの方、一般の方、どなたでも参加可能です。 
◎申込:事前予約は不要ですが、以下の登録フォームに登録いただいた方には当日資料や最新情報アップデート、各種ご案内をお送りいたしますのでこの機会にぜひご登録ください。(もし下のURLについて、CTRLキーを押してクリックしても登録フォームが出てこない場合は、URLをコピーしてブラウザの「URLバー」にペーストしてください)
https://forms.gle/v5VMhyTKjwHzeV8S6
◎参加費:無料 
◎主催:新型コロナへの公正な医療アクセスをすべての人に!連絡会(事務局:アフリカ日本協議会)
◎問合せ:
・アフリカ日本協議会(担当:稲場・廣内)ajf.globalhealth★gmail.com, 03-3834-6902 ←★を@に置きかえてください。
・アジア太平洋資料センター(担当:内田)kokusai★@parc-jp.org ←★を@に置きかえてください。
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★南部アフリカで検出された新型コロナの新たな変異株「オミクロン」が世界を騒然とさせています。各国は相次いで南部アフリカへの移動制限措置を発動。11月30日から予定されていたWTO(世界貿易機関)の閣僚会議も延期となりました。
★保健や貿易の課題に取り組む世界の市民社会と連携した日本の市民社会団体8団体でつくる「新型コロナへの公正な医療アクセスをすべての人に!連絡会」では、今回の「オミクロン株」がもたらす課題について、11月30日午前11時より、緊急メディア・ブリーフィング+ウェビナーを開催します。皆様のご参加よろしくお願いします。
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<プログラム>(全体60分 場合によって延長あり)
◎オミクロン株を生み出した世界の「ワクチン・医薬品格差」
=世界の論調と今求められる行動
 アフリカ日本協議会国際保健部門ディレクター 稲場雅紀
◎コロナ関連知的財産権保護免除を!延期となったWTO閣僚会議をめぐる市民社会の動きと日本
 アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表 内田聖子
◎質疑応答
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★南アフリカ共和国政府は、以前からゲノム解析と変異株検出に力を入れ、今回も世界保健機関(WHO)の「国際保健規則」にしたがって検出後すぐに報告を行ったのに対して、世界がとにかく渡航制限措置のみを発表し、南部アフリカでのコロナ対策への支援・協力に言及していないことについて、強い遺憾を表明しています。
★11月29日から、WHOの臨時総会が開催され、将来のパンデミックへの対応についての「パンデミック条約」について討議を行っていますが、保健上の脅威についてただちに報告を行うことが差別や経済的不利益につながるとなれば、今後のパンデミック対策に大きなダメージとなりかねません。
★英国のブラウン元首相は声明で、オミクロン株について「途上国へのワクチン供給に失敗し続けてきた結果、新たな変異株が登場した」と述べ、先進国と途上国のワクチン・医薬品格差がオミクロン株登場の要因だ、と指摘しました。米国のバイデン大統領はオミクロン株に関する声明で「ワクチンへの知的財産権保護免除に合意し、世界中で生産を拡大することが必要だ」と述べています。
★「オミクロン」は世界に何をもたらすか、市民社会からの分析をぜひお聞きください。

以上

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