5月21日 葛飾の学習会報告
5月21日に金町地区センターで学習会を開きました。
「50人も集まってくれれば、ありがたいけど」と心配していたのですが、なんと、154人もの人が参加してくれました。
http://rpkatushika.blog.fc2.com/
講演の内容は、今回の原発事故による放射性物質の拡散の特徴など基本的なことと、葛飾の汚染状況に応じた環境対策のポイント、ということに絞りました。
私が一番今後に向けてのヒントになったと思うのは、「汚染度の高いところから優先的に除染すること。そうすれば、風に吹き上げられたり雨に流されたりして再び拡散することが防げることで、地域全体としての汚染度も下げられる」ということでした。
「除染の基準」をめぐって、当局と不毛な論争をして無駄な時間を使わずに、効果的に環境を守ろうということです。(もちろん、その一方で、「基準」を法律に基づいたものに戻させる要求もします。)
あと、被災地ガレキ引き受けについては、葛飾の実態から見れば、葛飾の地域内のごみを焼却することがすでに放射能の問題を抱えるわけですから、ごみ焼却場の設備の点検が必要だ、というアドバイスでした。フィルターと、放射性物質や他の有害物質の揮発・蒸発を防ぐための「減温塔」の確認、ということでした。
講師(野口邦和氏:日大、放射線防護学)の専門の関係もあり、内部被曝や食品の汚染についての話が少なくて、がっかりした方もいらっしゃったようなので、今後、こちらの問題について、もっと素朴な質問もしやすい形で学習会ができないかと相談しています。
なお、「こどもと区民を放射能から守る葛飾連絡会」に参加している「原発いらない!葛飾アクション」では、政府の大飯原発再稼働への無謀な動きに対して、緊急の署名活動を始めました。こちらも、よろしかったらご協力ください。
http://katusika-action.jimdo.com/
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