オンライン連続講座 「99%のためのマルクス講座」「はじめての動物倫理学」(申込締切11月4日)
【オンライン連続講座 「99%のためのマルクス講座」のご案内】
昨年度開講したオンライン講座ですが、予想外の大好評でしたので今年も開講することにしました。カルチャーセンター等を通さない、全くの私的な講座です。以下が詳細になります。
オンライン連続講座 「99%のためのマルクス講座」
講師:田上孝一
講座回数:月1回全5回
講座日時:2021年11月~2022年3月 第2木曜日19時~20時30分
第1回2021年11月11日 第2回2021年12月9日 第3回2022年1月13日 第4回2022年2月10日 第5回2022年3月10日
受講料:一般1万円 学生5000円
動物倫理入門講座と同時受講の場合:一般18000円 学生8000円
一般リピーター割引:7000円、動物倫理講座と同時受講の場合12000円
一般リピーター割引は、昨年度マルクス講座と動物倫理講座を同時受講またはどちらか一方を受講した場合に適用。
昨年度は学生枠で受講したが、今年度は一般枠になった場合も適用。
学生リピーター割引はありません。
講座主旨:最新刊『99%のためのマルクス入門』(晶文社)の内容をかいつまんで説明しつつ、本には書かなかったことも補足し、マルクスの思想的核心を明確にする。
受講対象:既に『99%のためのマルクス入門』を読んだ方は勿論、まだ読んでない方も予備知識なしで参加できます。基本的にマルクスの原典をまだ読んでいないような初学者の方でも理解できることを心掛けつつ、既に詳しく研究されている方にも対応できるようにします。
受講条件:Zoomによるオンライン講座です。参加に際しての顔出し声出しは自由です。『99%のためのマルクス入門』を持っていることが望ましいですが、持ってなくても問題ありません。講座はオンタイムで行ないますが、毎回録画してストリーミング配信をするので、オンデマンドでも受講可能です。
各回内容
第1回:ブルシット・ジョブ:なぜ労働と資本の主客転倒が起きるのか
『99%のためのマルクス入門』の第一章を解説します。マルクスや社会主義について考える際の前提となる唯物論と観念論の違いや自然権思想への考え方、価値の社会性や道徳の社会的な存在理由等を考えます。その上で、分業的社会編成がもたらす官僚主義的弊害としてブルシット・ジョブを捉え、これを乗り越える展望を提示します。
第2回:ワーキングプア:現代の奴隷制と階級の視点
『99%のためのマルクス入門』の第二章を解説します。『経済学・哲学草稿』から『資本論』を貫くマルクスの理論的核心が疎外論であることを明確にした上で、『経済学・哲学草稿』で展開された「疎外された労働」論が、現代社会においてこそアクチュアルな輝きを放っているのではないかと問題提起します。
第3回:社会主義はまだ実現されていない:歴史の喜劇を繰り返さないために
『99%のためのマルクス入門』の第三章を解説します。旧ソ連東欧の現実(に存在した)社会主義の崩壊はマルクスの理論的可能性が潰えた証拠だと今でも言われ続けているが、真相はむしろ逆で、他ならぬマルクスの理論こそがあの社会が社会主義ではなかったことの根拠になる。マルクスの名を冠して自己正当化を行なっていた社会の虚妄性が、他ならぬマルクスその人の理論によって炙り出されてしまうという歴史の皮肉を踏まえることが、これからのオルタナティヴ構築のための前提となることを説明します。
第4回:ポスト資本主義への想像力:ゲノッセンシャフトの概念
『99%のためのマルクス入門』の第四章を解説します。マルクスが求めた理想社会とは何だったのか。旧来のマルクス研究では見逃されてきた新たなマルクス像を提示します。
第5回:マルクスから見る環境問題:SDGsから定常社会へ
『99%のためのマルクス入門』の第五章を解説します。SDGsにただ追随するのでも、徒にレッテルを貼って退けるのでもなく、SDGsの提起を真摯に受け止めつつも、その理論的限界を突破する糸口はどこにあるのか。マルクスの神格化ではなく、その批判的摂取と現代的アップデートこそが問題解決の突破口であることを提起します。
受講方法
受講希望者は一般と学生の別を明記して「マルクス入門講座受講希望」として、田上まで直接メールで申し込んで下さい。動物倫理入門講座と同時に受講する場合はその旨お知らせ下さい。受講申し込み及び参加に当たっては実名と匿名を問いませんが、申込人と受講料振込人の名義を一致させるようにして下さい。学生は大学院生を含みますが、学振PDは一般枠になります。学振DCは学生枠で受け付けます。学生かどうかは基本的に自己申告としますが、学生の場合は必ず本名で大学名と学部学年を明記して申し込んで下さい。場合によっては学生証コピーの添付を求めることがあります。申込及び参加の秘密は厳守します。
申込メールアドレス:tagamimp★kk.iij4u.or.jp ←★を@に置きかえてください。
折り返し、「受講に当たっての注意点(誓約書)」と振込先口座をお知らせします。誓約書に同意し、振込みを完了した時点で正式申込となります。
申し込み期限:2021年11月4日(木)
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【オンライン連続講座 「はじめての動物倫理学」のご案内】
講師:田上孝一
講座回数:月1回全5回
講座日時:2021年11月~2022年3月 第3木曜日19時~20時30分
第1回2021年11月18日 第2回2021年12月16日 第3回2022年1月20日 第4回2022年2月17日 第5回2022年3月17日
受講料:一般1万円 学生5000円
マルクス入門講座と同時受講の場合:一般18000円 学生8000円
一般リピーター割引:7000円、マルクス入門講座と同時受講の場合12000円
一般リピーター割引は、昨年度マルクス講座と動物倫理講座を同時受講またはどちらか一方を受講した場合に適用。
昨年度は学生枠で受講したが、今年度は一般枠になった場合も適用。
学生リピーター割引はありません。
講座主旨:『はじめての動物倫理学』の内容をかいつまんで説明しつつ、本には書かなかったことも補足し、動物倫理学の全体像を提示する。全く予備知識のない人でも動物倫理学の核心が分るように解説する入門講座。
受講対象:最近巷で話題のベジタリアンやビーガン、そしてそれらの思想的背景になっているとされる「動物の権利」といった問題に対して、からかいや揶揄ではなくて真面目に学んでみたいという向上心のある人向けの講座。既に『はじめての動物倫理学』を読んだ方は勿論、まだ読んでない方も予備知識なしで参加できます。『はじめての動物倫理学』の第二章から講義しますので、先に第一章を読んでおくと理解が深まります。
受講条件:Zoomによるオンライン講座です。参加に際しての顔出し声出しは自由です。『はじめての動物倫理学』を持っていることが望ましいですが、持ってなくても問題ありません。講座はオンタイムで行ないますが、毎回録画してストリーミング配信をするので、オンデマンドでも受講可能です。
各回内容
第1回:動物倫理学とは何か
『はじめての動物倫理学』の第二章を解説します。動物に対する伝統的思考様式とそれに対する先駆的な批判者たちの議論を瞥見し、現代動物倫理学の基本的な考え方を紹介します。
第2回:動物とどう付き合うべきか
『はじめての動物倫理学』の第三章を解説します。動物倫理学においては動物を具体的にどう考えるかを、野生動物と家畜動物の区別に基づきながら具体的に説明します。
第3回:人間中心主義を問い質す
『はじめての動物倫理学』の第四章を解説します。動物倫理学の世界観的前提である人間中心主義について考えます。
第4回:環境倫理学の展開
『はじめての動物倫理学』の第五章を解説します。動物倫理学と密接な関係にある環境倫理学について説明しながら、人間と動物の基本的な位置関係はどうあるべきかについてを提起します。
第5回:マルクスの動物と環境観
『はじめての動物倫理学』の第六章を解説します。動物への抑圧と資本主義的な利潤追求が内在的に結び付いていることを告発する新しい動物倫理学の思潮である「批判的動物研究」を紹介しながら、人間も動物を抑圧することのない新たな文明のあり方を模索します。講座全体の最終回として、マルクス入門講座と関連させつつ、総括的な話をします。
受講方法
受講希望者は一般と学生の別を明記して「動物倫理入門講座受講希望」として、田上まで直接メールで申し込んで下さい。マルクス入門講座と同時に受講する場合はその旨お知らせ下さい。受講申し込み及び参加に当たっては実名と匿名を問いませんが、申込人と受講料振込人の名義を一致させるようにして下さい。学生は大学院生を含みますが、学振PDは一般枠になります。学振DCは学生枠で受け付けます。学生かどうかは基本的に自己申告としますが、学生の場合は必ず本名で大学名と学部学年を明記して申し込んで下さい。場合によっては学生証コピーの添付を求めることがあります。申込及び参加の秘密は厳守します。
申込メールアドレス:tagamimp★kk.iij4u.or.jp ←★を@に置きかえてください。
折り返し、「受講に当たっての注意点(誓約書)」と振込先口座をお知らせします。誓約書に同意し、振込みを完了した時点で正式申込となります。
申し込み期限:2021年11月4日(木)
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