【要申込】自由学校オンライン・オープン講座

【要申込】自由学校オンライン・オープン講座

★COVID-19時代を生きる—グローバル・クライシスと市民社会★
https://www.parcfs.org/

新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大は、健康への脅威だけでな
く、経済そして雇用や生活、生業への打撃となっています。一方、COVID19は、
これまでの経済や社会のあり方の問題を明確に映し出しています。感染リスクに
さらされ、あるいは支援から排除されるのは貧困層や社会的に周辺化された人々
です。途上国では医薬品や清潔な水へのアクセスすら不十分な中でパンデミック
に対応していかなければなりません。新自由主義のもと各国で医療などの公共サー
ビスが縮小・民営化されてきたことも感染をさらに拡大させてきました。その他、
食料、教育、人権、市民社会スペース、民主的な統治など、多くの課題が
COVID19の拡大とともに顕在化しています。
これらを多くの方々と共有し、意見交換するためにPARCはオンラインオープン講
座を開催します。ぜひご参加ください。

●各回とも、単発の講座となりますので各回にお申込ください(連続講座ではあ
りません )
●参加費:無料(先着順、定員400名、複数機器による接続は極力ご遠慮くださ
い)
●使用システム:オンラインミーティングツール「Zoom」
※Zoomの使用にあたっては、パスワード・待機室機能などを使い、プライバシー
と安全性に配慮して行います

【参加方法】
●下記、お申し込みフォームよりPARC事務局へお申し込みください。オンライン
講座へのアクセス方法を開催の二日前までにお申込者にお知らせいたします。そ
れ以降のお申し込みの場合はアクセス方法のご案内が講座開始直前になる場合が
ありますのであらかじめご了承ください。なお、各回とも開始時間の2時間前で
申し込み受付を締め切らせていただきます。お早めにお申し込みくださいますよ
うお願いいたします。

【ご参加申し込みは↓】
http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html

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【5月12日(火)】19:00〜20:30 
COVID19とフィリピンの人権状況
〜止まない政治的殺害、不当逮捕、脅迫

波多江秀枝(FoE Japan)
田中滋(PARC事務局長/理事)

COVID19の拡散を防止する名目で世界各国で厳格な行動制限がかけられています。
フィリピンでは広域で「Enhanced Community Quarantine(強化されたコミュニ
ティ隔離)」措置が取られ、市民の行動は極めて制限されています。
そんな中、かねてより強権的な行動が目立っていたドゥテルテ政権は市民社会へ
の攻勢を強めています。警察による環境活動家や、食糧配給など人道支援活動家
の不当逮捕、暴行に加えてコロナ拡散防止の名目で殺害されるケースも報告され
ています。パンデミックと強権的な政府が結びつくことで、何が起きているのか?
現地からの情報をお伝えします。
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【5月22日(金)】19:00〜20:30 
ブラジル、アフリカから見たCOVID-19
—“命か、経済か”の二元論を超える民衆運動からの提起

下郷さとみ(ジャーナリスト)
稲場雅紀(アフリカ日本協議会 国際保健ディレクター/PARC理事)

中国から欧州、米国へと広がったCOVID-19は、その後ブラジルやアフリカなど途
上国、新興国へも影響を及ぼしています。ブラジルではスラムの貧困層がハイリ
スクにさらされる中、これまでの民衆運動の経験を背景に、野党連合が貧困層救
済のための緊急ベーシックインカム法を成立させました。一方、飢餓や感染症、
紛争などそもそも困難な状況にあるアフリカ諸国では、COVID-19の対策が引き起
こす食料危機や生計崩壊が懸念されます。先進国とは異なるこれらの状況から、
命の格差の問題、グローバル・ヘルスの必要性、そして各国における民主主義に
ついて考えます。
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【5月29日(金)】19:30〜21:00 ※時間は19:30ですのでお間違いなく
パンデミックを生きる指針
—復興へ向けた希望のありか

藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)
中山智香子(東京外国語大学教授/PARC理事)
内田聖子(PARC共同代表)

COVID-19の感染拡大を受け、多くの人が「元の生活や社会には戻れない」と感じ、
復興・再開に向けた希望をどこに見出すのかを思案しています。政府のいう「経
済のV字回復」や、世界各所で起こる「ショック・ドクトリン」、さらには「国
家」の役割を全面的に強調するナショナリズム——それらは既存の経済・社会体
制や秩序への回帰にすぎないばかりか、さらなる分断と民主主義の後退をもたら
す危険もあります。COVID-19が映し出した多くの問題を直視し、誰もが尊厳を持
ち安心して生きられる世界を足元から構想していくためには何が必要か。この回
では、パンデミックの歴史から現在のCOVID-19をめぐる事象を検証する気鋭の研
究者・藤原辰史さんと、経済史の中で新自由主義の源流を鋭く分析されてきた中
山智香子さん、PARCの内田聖子が、目指すべき未来の姿とそこへ向かう方途につ
いて議論します。

※参考:藤原さんの論考「パンデミックを生きる指針ー歴史研究のアプローチ」
https://iwanamishinsho80.com/post/pandemic
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※これまで開催した講座については、動画アーカイブ・配布資料とも
PARC自由学校のウェブサイトでご覧いただけます。
https://www.parcfs.org/

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<主催・お問い合わせ>
 NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC) / PARC自由学校
 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
 FAX.03-5209-3453  E-mail: office★parc-jp.org ←★を@に置きかえてください。
 http://www.parc-jp.org/
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