月1原発映画祭/交流カフェについて

☆月1原発映画祭/交流カフェについて☆

「月1原発映画祭」では、原発に関連した映画・映像を上映し、併せて交流会を開催、監督や制作者などのゲストを迎えてお話を聞いたり、意見交換・情報交換をしたり、日ごろの思いや疑問を語り合ったりする交流の場を提供しています。原発に関することを知りたい、考えたい、話したいという方、いろいろな考えの方が気軽に参加できる会をめざしています。

会場はおもにコミュニティスペース「谷中の家」(台東区谷中3-17-11)ですが、コロナ禍をきっかけにオンラインとのハイブリッド開催も行っています。現在は3ヵ月に1回ほどの開催ですが、スタートした頃の「月1」の名まえは変えずに残しています。

この会を始めるきっかけとなったのは、「原発都民投票」の実現をめざした活動(2011~2012年)でした。東京電力福島第1原発事故のあと、自分たちが使う電気を原発に頼るのかどうか、ひとりひとりが考えて意思表明できる場をつくりたいと願う人たちが輪を広げ、都内各所の自分の住んでいる地域での法定署名活動をおこないました。原発都民投票条例案を都議会にかけるために最低22万筆あまりの署名が必要でしたが、2か月で32万を超える都民の署名が集まり、2012年6月の都議会で審議されました。結果は否決、原発都民投票は実現されませんでしたが、この活動を通じてできた地域でのつながりを生かし、引きつづき情報交換をしていこうということから「地域から未来をつくる・ひがし広場(略称・ひがし広場)」のネットワークができ、原発について継続して語り合っていく場として、2012年5月に「月1原発映画祭/交流カフェ」が生まれました。現在、有志10名あまりでつくる「月1原発映画の会」で運営しています。

月1原発映画祭

第44回月1原発映画祭『首相官邸の前で』上映+交流カフェ

第44回月1原発映画祭
『首相官邸の前で』上映+交流カフェ

5年目の3月11日を前に、次回の月1原発映画祭では
歴史社会学者の小熊英二さんが監督を務めたドキュメンタリー、
『首相官邸の前で』を上映します。
2012年夏の貴重な記録映像と丹念なインタビューがクオリティ高くまとめられ、
見応えもありますが、何より触発される映画です。
そこで今回は、上映後の交流カフェでみなさんに
3分トークをお願いしたいと思います(聴くのみでもOKです)。
自分はその時どうしていたか、どんな想いでいたか、
この5年のこと、これからのことなどなど、シェアしましょう。
どうぞお気軽にお越しください。
ご参加お待ちしています!

■日時:2016年3月5日(土)

16:00 開場
16:30 上映
18:40 交流カフェ(トークシェア)
20:00前後 終了

■映画『首相官邸の前で』

2012年夏、東京。約20万の人びとが、首相官邸前を埋めた。
NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年前の
ことだった。しかしこの運動は、その全貌が報道されることも、
世界に知られることもなかった。
人びとが集まったのは、福島第一原発事故後の、原発政策に
抗議するためだった。事故前はまったく別々の立場にいた8人が、
危機と変転を経て、やがて首相官邸前という一つの場につどう。
彼らに唯一共通していた言葉は「脱原発」と「民主主義の危機」だった——。
はたして、民主主義の再建は可能なのか。
現代日本に実在した、希望の瞬間の歴史を記録。
(2015年/日本/109分/日本語[英語字幕つき])
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/kanteimae

■監督プロフィール

小熊英二(おぐま・えいじ)
1962年生まれ。東京大学農学部卒業、出版社勤務を経て、東京大学
大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、慶應
義塾大学総合政策学部教授。福島原発事故後、積極的に脱原発運動に
かかわり、メディア上での発言も多い。著書に『単一民族神話の起源』
『(民主)と(愛国)』『1968』『日本という国』『社会を変えるには』など。

■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
築54年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。

■参加費

・上映:800円(学生500円)
・交流カフェ:500円(軽食+ワンドリンク付)

■定員:30名

■予約方法:以下いずれかの方法で必ず予約してください。

1.申込みフォーム

【上映】http://kokucheese.com/event/index/376716/
【交流カフェ】http://kokucheese.com/event/index/376717/

2.メール eigasai★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
*件名を「月1原発映画祭申込み」として
参加者氏名(複数お申し込みの場合は全員のお名前をお書きください)、
参加内容(上映、交流カフェ)を明記してください。

3.電話 090-1265-0097(植松)、または090-9492-0075(西川)

*交流カフェは上映会に参加される方が優先となります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先  eigasai★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
地域から未来をつくる・ひがし広場内

第43回 月1原発映画祭『わたしの、終わらない旅』上映 +坂田雅子監督トーク+交流カフェ

次回の月1原発映画祭は年明けて1月9日(土)、
『わたしの、終わらない旅』を上映し、
監督の坂田雅子さんにお話をうかがいます。
フランスの核燃料再処理施設、マーシャル諸島やカザフスタンの核実験場を取
材し、
核汚染と隣り合わせで生きる人びと、核実験で故郷を追われた人びとの
生の声を記録したドキュメンタリーです。
そもそも、フランスの核燃再処理事業は最初から核爆弾製造が目的。
日本がどんなに「原子力の平和利用」をうたっても、
原発と核兵器は表裏一体のものであったことをこの映画は雄弁に語っています。
あえて福島に焦点をあてていないことで、
逆に福島の現実とこれからのことが見えてくるように思います。
この機会にぜひご覧ください。
そして、世界の核の現場を精力的に旅してこられた坂田監督のお話も
どうぞお聞き逃しなく。ご参加お待ちしています。

*会場は今回も谷中の家です。


第43回 月1原発映画祭『わたしの、終わらない旅』上映
+坂田雅子監督トーク+交流カフェ


チラシ

■日時:2016年1月9日(土) ☆各回 要予約

・1回目上映 13:00~14:30(開場12:30)(定員30名)
・2回目上映 15:30~17:00(開場15:00)(定員30名) 
・坂田雅子監督トーク 17:00~17::45(定員30名)
・交流カフェ 18:00~19:00(定員20名)

【映画『わたしの、終わらない旅』】

きっかけは母が遺した『聞いてください』と題する一冊の本。
母は70年代から原発を問い続けていた。
福島第一原発の事故後、改めて母の数十年に及ぶ反原発運動の意味に気づいた
坂田監督は、兵器と原発という二面性を持つ核エネルギーの歴史をたどる旅に
出る。フランスのラ・アーグの核再処理施設の対岸の島に暮らす姉を訪ね、大
規模な核実験が繰り返し行われたマーシャル諸島で故郷を追われた島の人々に
出会い、カザフスタンで旧ソ連による核実験で汚染された大地で生きる人々を
みつめる。母と自分自身の想いを重ねて、核に翻弄される人々を記録した渾身
のドキュメンタリー。

【坂田雅子監督プロフィール】

ドキュメンタリー映画監督。
1948年、長野県生まれ。65年から66年、AFS交換留学生として米国メイン州の
高校に学ぶ。帰国後、京都大学文学部哲学科で社会学を専攻。1976年から2008
年まで写真通信社に勤務および経営。2003年、夫のグレッグ・デイビスの死を
きっかけに、枯葉剤についての映画製作を決意し、ベトナムと米国で、枯葉剤
の被害者やその家族、ベトナム帰還兵、科学者等にインタビュー取材を行う。
2007年、『花はどこへいった』を完成させる。本作は毎日ドキュメンタリー賞、
パリ国際環境映画祭特別賞、アースビジョン審査員賞などを受賞。2011年、
NHKのETV特集「枯葉剤の傷痕を見つめて〜アメリカ・ベトナム 次世代からの
問いかけ」を制作し、ギャラクシー賞、他を受賞。同年2作目となる『沈黙の
春を生きて』を発表。仏・ヴァレンシエンヌ映画祭にて批評家賞、観客賞をダ
ブル受賞したほか、文化庁映画賞・文化記録映画部門優秀賞にも選出された。

■参加費

・上映:1000円
・トーク:500円/学生300円
・交流カフェ:500円(軽食+ワンドリンク付)

■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
築54年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。

■予約方法:以下いずれかの方法で必ず予約してください。

1.申込みフォーム

【第1回上映】http://kokucheese.com/event/index/360442/
【第2回上映・トーク】http://kokucheese.com/event/index/360443/
 *学生およびトーク不参加の方はメッセージ欄にその旨ご記入ください。
【交流カフェ】http://kokucheese.com/event/index/360445/
 *上映と交流カフェは別々にお申込みが必要です。

2.メール eigasai★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。

*件名を「月1原発映画祭申込み」として
参加者氏名(複数お申し込みの場合は全員のお名前をお書きください)、
参加内容(1回目上映、2回目上映、トーク、交流カフェ)を明記してください。

3.電話 090-1265-0097(植松)、または090-9492-0075(西川)

*トークおよび交流カフェは上映会に参加される方が優先となります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先  eigasai★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

第42回 月1原発映画祭/交流カフェ 「無知の知」上映+石田朝也監督のお話


第42回 月1原発映画祭/交流カフェ

「無知の知」上映+石田朝也監督のお話


チラシ

■日時:2015年11月7日(土)

昼の部13:30〜上映のみ/夜の部16:30〜上映+トーク/交流カフェ19:30〜

■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

【映画『無知の知』について】
「原子力・原発・放射能のことって何でこんなにわからないことばかりなのだろうか?」
福島第一原発事故の後に芽生えたこの疑問が、政治色・社会性の強いテーマを題材に
したことがなかった石田朝也監督がこの映画をつくるきっかけとなりました。
「私自身が原発について何も知らないという事を知っている」ことを強みに、2013年
3月から1年かけて、福島第一原発事故発生当時の内閣関係者、原発を推進してきた政
治家や逆に原発ゼロを訴える政治家、さまざまな立場の学者、被災者などにインタビ
ューし、多くの日本人が抱いている素朴な疑問を投げかけています。インタビューし
たのは、枝野幸男、福山哲郎、菅直人、下村健一、班目春樹、金子熊夫、澤田哲生、
渡部恒三、与謝野馨、村山富市、鳩山由紀夫、細川護煕、藤家洋一など(敬称略・
五十音順)など。(製作 「無知の知」製作委員会/2014年/日本/107分)
www.muchinochi.jp

【昼の部 上映のみ】(定員30名/要予約)

13:00 開場
13:30〜15:30「無知の知」上映 
参加費:1000円

【夜の部 上映+トーク】(定員30名/要予約)

16:00 開場
16:30〜18:20「無知の知」上映
18:30〜19:15 石田朝也監督トーク
参加費:1000円

【交流カフェ】(定員20名/要予約)

19:30〜20:30 石田朝也監督を囲んで交流会
参加費500円〈軽食+ワンドリンク付〉

※石田監督は現在続編を製作中のため、
万が一急な取材が入った場合には欠席となります。
その場合は、夜の部上映後は、トークの代わりに本作品の特別映像を上映、
交流カフェは参加者でディスカッションをおこないます。

石田監督参加確定!

【石田朝也監督プロフィール】

1967年静岡県出身。ESRA(パリ映像高等専門学校)卒業。
NHKドキュメンタリー番組や海外作品、合作映画に携わる。
2005年ドキュメンタリー映画『成瀬巳喜男・記憶の現場』で監督デビュー。
日本の映画史に残る監督の軌跡を交流のあった俳優やスタッフの証言を基に
3年の年月を費やして制作。国内外から高い評価を得る。『無知の知』は2作目。

会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
築54年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。

■予約方法:以下いずれかの方法で予約してください。

1.申込みフォーム(昼・夜の部と交流カフェは別々にお申込みが必要です)

【昼の部 上映】http://kokucheese.com/event/index/344496/
【夜の部 上映+トーク】http://kokucheese.com/event/index/344497/
【交流カフェ】http://kokucheese.com/event/index/344498/

2.メール eigasai★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。

*件名を「月1原発映画祭申込み」として
参加者氏名(複数お申し込みの場合は全員のお名前をお書きください)、
参加内容(昼の部・夜の部・交流カフェ)を明記してください。

3.電話 090-1265-0097(植松)、または090-9492-0075(西川)

*交流カフェは上映会に参加される方が優先となります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先  eigasai★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。

第37回 月1原発映画祭 島田恵監督トーク

第37回 月1原発映画祭 島田恵監督トーク(2015.5.9開催)
https://youtu.be/gEya9ohjsqk

大変わかりやすく、かつ鋭く踏み込んだお話、
六ヶ所村のことや核燃料サイクル施設について知りたい方、
おさらいしたい方、ぜひご覧ください。

2015年9月13日(日) 第40回月1原発映画祭『いわきノート』上映+交流カフェ


第40回月1原発映画祭『いわきノート』上映+交流カフェ


日時:2015年9月13日(日)
昼の部14:00〜/夜の部17:00〜(開場は各30分前)
交流カフェ19:30〜

【映画『いわきノート』】
筑波大学の学生らが福島の人々の声を世界に届けようと、震災から2年半後のい
わき市を訪れて、人びとの日常を見つめ、丹念に取材を重ねた。登場するのは農
業や漁業に携わる人、子育て中の母親たち、教師と高校生、僧侶やサーファー、
そして今なお仮設住宅で生活する人たち。市井の人びとが語る言葉といわきの情
景を大切に紡いだドキュメンタリー。
(2014年/日本/86分 http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/‾cr/iwakinote/)
http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/‾cr/iwakinote/
会場:
谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)
メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。

原発PR標語の看板、双葉町役場で保管 撤去方針を一転

先日の「フタバから遠く離れて第二部」上映会にゲストとしてお招きした
大沼勇治さんが原発PR標語看板撤去の反対の活動をされていました。

原発PR標語の看板の撤去方針が一転し、双葉町役場で保管されることになりました。
http://www.asahi.com/articles/ASH6K54Z2H6KUGTB00N.html

「フタバから遠く離れて第二部」上映の記事が、東京新聞に掲載

「フタバから遠く離れて第二部」上映の記事が、本日(2015年6月4日)の東京新聞朝刊したまち版に掲載されました。

東京新聞のオンライン版にも掲載されています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150604/CK2015060402000127.html

2015年6月13日(土) 「フタバから遠く離れて 第二部」上映のご案内


6月13日(土)「フタバから遠く離れて 第二部」を上映いたします。

普段のこぢんまりした上映会とは趣旨を変えて、
今回は谷中防災コミュニティセンターのホールを借りての開催です。
原発事故によって、地域のコミュニティが分断され、
対立が生まれていくさま、人権がないがしろにされる現実を、
1人でも多くの方に観ていただきたいと願っています。
上映後のゲストには、福島県双葉町出身で原発PR標語考案者の大沼勇治さん、
経済学者の金子勝さん、監督の舩橋淳さんを迎えます。
昨年11月に公開されたばかりの本作上映に加えて多彩なゲスト、
にもかかわらず、参加費を思い切って資料代500円のみとしました。
間口を広げるために今回は「月1原発映画祭」の看板をはずします。
ぜひお知り合いの方々を誘ってお越しくださいますよう、
切にお願いいたします。
皆さまのご参加をお待ちしています。

★チラシはこちらからダウンロードできます。
http://www.jtgt.info/sites/default/files/2015-05-21-1.pdf

※情報転送、大歓迎です。ご参加のメーリスへもぜひ!


「フタバから遠く離れて 第二部」上映会+ゲストトークのご案内


日時:6月13日(土)昼の部14:00〜 夜の部17:30〜 

会場:谷中防災コミュニティセンター 多目的ホール

東京都台東区谷中5-6-5 JR日暮里駅 徒歩8分、
東京メトロ千代田線 千駄木駅 徒歩6分)
https://www.city.taito.lg.jp/index/shisetsu/kuminkan/01575392.html

ゲスト:

大沼勇治さん(双葉町出身、原発標語考案者、現在自営業)
金子勝さん(経済学者。慶應義塾大学教授)
舩橋淳監督
昼の部に舩橋監督もゲスト出演急遽決定!

資料代:500円

【昼の部】

13:30 開場
14:00〜16:00 上映
16:10〜16:40 大沼勇治さん・舩橋淳監督のお話 

【夜の部】

17:00 開場
17:30〜19:30 上映
19:40〜20:30 金子勝さん・舩橋淳監督対談

【映画紹介】『フタバから遠く離れて 第二部』

2011年3月12日の東京電力福島第一原発事故により全面立入禁止となった双葉町
の住民1,400人が、250km離れた埼玉県の旧騎西高校校舎へ役場ごと避難した。長
い避難生活で町民の間に不満が噴出する中、町議会と町長が対立する。2013年2
月には井戸川克隆町長が辞任に追い込まれ、避難先での町長選挙という異常事態
の末、当選した伊沢史朗町長の新方針により、役場は福島県いわき市に再移転す
る。双葉町はほとんどの地域が帰宅困難地域に指定、さらに中間貯蔵施設の建設
計画も持ちあがるなど、現在も町民たちはさまざまな問題を突きつけられてい
る。いまだに混乱の続く双葉町の姿を通して原発行政が抱える矛盾をあぶり出す
とともに、町民たちの現在の暮らしや思いをありのままに描く。『フタバから遠
く離れて』(2012年)続編。公式サイト http://nuclearnation.jp/jp/part2/
(監督:舩橋淳/テーマ音楽:坂本龍一/2014年/114分)

【ゲスト紹介】

■大沼勇治さん(昼の部)

1976年福島県双葉町生まれ。小学6年生だった1988年、原発PR標語の募集に「原
子力 明るい未来のエネルギー」で入選。この標語は現在も町の中心街入り口の
看板に掲げられている。今年、看板撤去方針を示した双葉町に対して「負の遺産
として残すべき」と訴えて署名活動をしている。福島原発事故後は、当時妊娠中
だった妻と各地を転々、避難生活の中で、原発と共に町が発展する未来を信じて
きた自らを悔い、現在永住の地に選んだ茨城県古河市で太陽光発電事業を営む。

■金子勝さん(夜の部)

1952年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部教授。専門は、制度経済学、財政
学、地方財政論。3.11以前から脱原発を主張し、テレビ、新聞、全国講演会で、
経済的な観点から原発の不要性を訴え、原発に頼らない社会のあり方を訴え続け
ている。著書に『新・反グローバリズム 金融資本主義を超えて』(岩波現代文
庫)、『「脱原発」成長論 新しい産業革命へ』(筑摩書房)、『原発は不良債
権である』 (岩波ブックレット)、『資本主義の克服「共有論」で社会を変え
る』(集英社新書)『儲かる農業論 エネルギー兼業農家のすすめ』(集英社新
書)など多数。

■舩橋淳監督(夜の部、昼の部


1974年大阪生まれ。映像作家。東京大学教養学部表象文化論分科卒後、ニュー
ヨークで映画制作を学ぶ。『フタバから遠く離れて』は世界40カ国で上映され、
2012年キネマ旬報文化映画ベストテン第7位。最新作は「小津安二郎・没後50年
隠された視線」。劇場用映画作品に『桜並木の満開の下に』(2013)、『フタバか
ら遠く離れて(NUCLEAR NATION)』(2012)、『谷中暮色(Deep inthe Valley)』
(2010)、『BIG RIVER』(2006)、『echoes』(2001)。著書に『フタバから遠く離
れてII——原発事故の町からみた日本社会』(岩波書店)他。

【予約方法】各回定員100名

1.申込みフォーム

【昼の部】http://kokucheese.com/event/index/299301/
【夜の部】http://kokucheese.com/event/index/299302/

2.メール

eigasai★jtgt.info ←★を@に置き換えてください。
*件名を「フタバから遠く離れて2申込み」として
参加者氏名(複数お申し込みの場合は全員のお名前をお書きください)、
参加内容(昼の部・夜の部)を明記してください。

3.電話 

・090-9492-0075(西川)、または、090-1265-0097(植松)

主催:月1原発映画の会 ※2015年4月から名称を変更しました
地域から未来をつくる・ひがし広場内

©2014 Documentary Japan, Big River Films

2015年5月9日(土) 第37回月1原発映画祭/交流カフェご案内

次回の月1原発映画祭は5月9日(土)に開催いたします。
上映作品は『福島 六ヶ所 未来への伝言』、
ゲストに監督の島田恵さんを迎えます。

島田恵さんはもともと写真家で、チェルノブイリ事故のあと、
核燃料サイクル施設立地をめぐって大揺れの六ヶ所村に入り、
村で起こったことをつぶさにみながら長年写真を撮り続けてこられました。
核燃施設に対する抵抗の歴史を映画として記録に残そうと、
撮影を開始されたのが2011年2月、その矢先の東日本大震災でした。
映画は福島と六ヶ所をいわば原発社会の「入り口」と「出口」として、
2つの地域でさまざまな状況に悩み苦しむ人たちの姿を描き出し、
原発と共存することの厳しさ、命の大切さを問います。
島田さんは12年間六ヶ所村に暮らした経験もあり、
その深い関わりの中で培われた視点での貴重なお話を
上映後のトークでたっぷりうかがいたいと思います。
ぜひお誘い合わせてお越しください。

今回の上映会場はいつもの谷中の家ではなく、
この4月に新装オープンした谷中防災コミュニティセンターです。
ゆったりしたスペースでご覧いただけることと思います。
終了後はお散歩がてら(徒歩10分弱)谷中の家へ移動していただいて、
交流カフェとなります。
ご参加をお待ちしています。

第37回月1原発映画祭/交流カフェ

「福島 六ヶ所 未来への伝言」上映+島田恵監督トーク

5月9日(土)13:00開場 13:30 開会

■プログラム

13:30〜15:20 『福島 六ヶ所 未来への伝言』上映
15:20〜15:30 休憩
15:30〜16:30 島田恵監督トーク
(谷中の家へ移動)
17:00〜18:30 交流カフェ

ご注意:上映と交流カフェは場所が違います。

■映画『福島 六ヶ所 未来への伝言』

福島第1原発から5キロ圏内に住み東京へ避難した家族、郡山市で14代続く農
家、東京で暮らす六ヶ所村出身の女性、六ヶ所村で漁業を生業とする一家など、
放射能に翻弄(ほんろう)され、苦しめられる人びとの切実な姿をとらえたド
キュメンタリー。原発事故が起きた福島、核燃サイクル事業が進む青森県六ケ所
村という原子力施設を抱える地域で暮らす人々を見つめ、彼らの生活と苦悩を通
して、放射能という負の遺産を増やし続けることの責任を問う。
公式サイト http://rokkashomirai.com/
(監督・島田恵/音楽・加藤登紀子/105分/2013年2月公開)

■監督プロフィール

島田 恵(しまだ けい)
1959年東京生まれ。写真雑誌社、スタジオ写真などを経てフリーの写真家に。
1986年のチェルノブイリ原発事故後初めて六ヶ所村を訪れ、核燃問題で揺れる村
に衝撃を受け、取材を始める。1990年から2002年までは六ヶ所村に在住。
あらたに映像分野で核燃問題を伝えようと、2011年から映画制作に乗り出す。
第7回平和・共同ジャーナリスト基金賞受賞。著書に「いのちと核燃と六ヶ所
村」(八月書館)、写真集「六ヶ所村 核燃基地のある村と人々」(高文研)。
監督第2作として『チャルカ〜未来を紡ぐ糸車』を制作中。

■【第1部 上映とトーク】

・参加費:資料代として300円+カンパ500円〜をお願いします。
・定員:50名(要予約)
・会場:谷中防災コミュニティセンター1F集会室
 (東京都台東区谷中5-6-5)
  JR日暮里駅 徒歩8分、東京メトロ(千代田線)千駄木駅 徒歩6分
  https://www.city.taito.lg.jp/index/shisetsu/kuminkan/01575392.html

■【第2部 交流カフェ】

・参加費:500円(1ドリンク+軽食付き)
・定員:20名(要予約、第1部に参加の方を優先します)
・会場:谷中の家
 (東京都台東区谷中3-17-11)
  メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
  よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
  築54年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。
  谷中の家:地図

■予約方法

1.申込みフォーム

【第1部 上映+トーク】http://kokucheese.com/event/index/286104/
【第2部 交流カフェ】http://kokucheese.com/event/index/286105/

第1部と第2部の両方に参加される方は、上記のフォームの両方に申込をお願いします。

2.メール

eigasai★jtgt.info ←★を@に置き換えてください。
*件名を「月1原発映画祭申込み」として
参加者氏名(複数お申し込みの場合は全員のお名前をお書きください)、
参加内容(第1部・第2部)を明記してください。

3.電話

・090-1265-0097(植松)、または090-9492-0075(西川)

*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。

■主催:月1原発映画の会
(地域から未来をつくる・ひがし広場内)
*今回より主催者名称を変更しました。


次回予告
6月13日(土)
「フタバから遠く離れて 第二章」上映
ゲスト:金子勝さん(経済学者)、舩橋淳監督乞うご期待!

第35回月1原発映画祭/交流カフェ「原発附和雷同」長井公一・みさ子夫妻トーク(司会:石本恵美)

【第35回月1原発映画祭/交流カフェ】
「原発附和雷同 ~東京に暮らす私の3.11~」上映
ゲスト=石本恵美監督+長井公一・みさ子夫妻

2015年3月7日(土)に開催した、第35回月1原発映画祭/交流カフェでは、
「原発附和雷同 ~東京に暮らす私の3.11~」を上映しました。
この映画を製作した石本恵美監督司会による、長井公一・みさ子夫妻トークの
様子を公開します。

YouTubeの動画はこちらよりご覧ください。

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