駐日キューバ大使館声明

駐日キューバ大使館声明

キューバは人道的介入への呼びかけを拒否する

キューバで7月11日、治安の混乱と事件が一部の都市で発生したが、これは米国政府が描いた計画の結果である。わが国は現在、16か月に及ぶ新型コロナウイルス・パンデミックの影響に加え、国民生活に苦難と欠乏を強いている米国の経済封鎖の強化が原因で、困難な状況に直面している。そんなわが国に対し、米国は機会を見計り、この計画を使って最大限の圧力を行使しようとしたのだ。

事件は数か月前から準備されたSNSの策動と直接関連しており、それには米国務省とUSAID(米国国際開発庁)などの機関からテクノロジー・プラットフォームと多額の資金が提供されている。SNSではロボットやアルゴリズム、このために最近開設したアカウントを駆使して、操作されたメッセージが増幅された。

キューバ国内外の個人に資金提供し、国内の混乱を助長し、政府機関への敵対行動を取らせ、テロ行為を起こさせようとした証拠がある。その意味で、私たちは犯罪者たちが扇動、実行した数々の暴力行為を告発するものである。それには、公共治安機関への攻撃や外国プレスの特派員への攻撃までも含まれる。彼らの狙いは、大混乱の破綻国家であるかのような姿を見せかけることで、社会騒乱を扇動し、外国の介入を正当化することである。この種の人道介入が大砲を突き付けて行われ、諸国民の主権と人権を侵害するものであるというのは、最近の歴史が示す通りである。

しかし、7月11日の事件を引き起こした計画は失敗に終わった。保健上の緊急事態により課された条件下において、各機関は正常な機能を維持している。政府は市民の平和と平穏を保証するために必要な措置を講じており、今後もそうしていくだろう。

キューバでは再び感染が増加しているが、世界と比較して非常に良好な指標を示し続けている。例えば、キューバの感染者死亡率は0.64%であるが、世界の死亡率は2.16%で、南北アメリカの死亡率は2.64%だ

一方で、キューバは独自のワクチン開発に成功し、他に4つのワクチン候補を有する。19歳以上の34%に1回目接種、26%以上に2回目接種、19%以上に3回目接種を完了した。

心配しなければならないのは、キューバについてだろうか?私たちがパンデミックの最も厳しい状況にあることを理解し、誠実や連帯、及び支援という立場から心配してくれる人たちを、私たちは理解し、受け入れ、感謝する。しかし、このようなキャンペーンを隠れ蓑にして、「このような実績さえ持っている国、キューバが人道的介入や人道的仲介を必要としている」と偽善的に語る人たちの主張は受け入れられない。

一部の人々が意図的に言っていることだが、キューバ当局が同胞間の対立や暴力を呼びかけたことは一度もない。私たちが国民に訴えたのは、「傭兵による侵略、テロリストによる攻撃、経済的妨害計画、強制的経済措置、その他の不安定化計画に対して、キューバ国民はこれまでと同様、祖国を防衛する主人公である」ということである。キューバ人を分断する扇動は国外から来る。

キューバには、法の支配と社会的正義がある。平和を愛し、深い人道主義的な使命感を持つキューバ国民は、すべての人とともに、すべての人のために、包括的で、民主的で、繁栄した、持続可能な社会を構築していくことを決して放棄しない。

2021年7月13日、東京

Ms. Patricia Flechilla Frómeta
Second Secretary
Embassy of Cuba

Ms. Patricia Flechilla Frómeta
Second Secretary
Embassy of Cuba
とを理解し、誠実や連帯、及び支援という立場から心配してくれる人たちを、私たちは理解し、受け入れ、感謝する。しかし、このようなキャンペーンを隠れ蓑にして

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