2018年8月25日(土) 第44回憲法を考える映画の会『在日』(歴史編・人物編)上映会

第44回憲法を考える映画の会『在日』(歴史編・人物編)上映会

と き:2018年8月25日(土)13時30分〜19時05分
13時30分〜16時  『在日』歴史編(135分)
16:10~16:40  トークシェア(映画を見ての感想の出し合い)
17:00~19:05  『在日』人物編(123分)
ところ:文京区民センター3A会議室 (地下鉄春日駅・後楽園駅下車)
参加費:一般1000円 学生500円

日本の敗戦の日とされる8月15日は、朝鮮の人たちにとっては解放の日、光復節の日です。
また1923年、9月1日は関東大震災の日。
日本人の手によって多くの朝鮮人の虐殺が始まった日です。
そこで8月25日の上映会は、映画『在日』を見て歴史を知り、考えていきたいと思います。
 
この映画は、戦後、在日という言葉が生まれて50年目の1995年に撮影、1997年完成の長編記録映画です。主に「在日」朝鮮人の人たちによって、「在日」の視点から作られた「在日」の戦後史の映画です。
日本と朝鮮半島の歴史を知れば知るほど、朝鮮半島民族分断の責任は、日本という国が行った侵略と植民地支配にあることがわかってきます。
朝鮮戦争においても日本は加害者でした。

そしてまた戦後の「在日」朝鮮人やその社会に対する日本という国の施策がどのようなものであったかを知ると、その欺瞞性、無責任さに恥ずかしい気持ちになります。
それらを知らないでいることが日本人の意識の中の差別性を生んでいます。

あらためて日本の加害を真摯に反省することでしか近隣諸国の信頼を回復する手段はありません。
今、問われているのは私たちです。

【映画『在日』の解説】

記録映画◆戦後在日五十年史 [在日]

日本の敗戦、つまり在日にとっての解放から50年に及ぶ“在日の軌跡”克明に描写した初めての作品。
さまざまなインタビューと貴重な記録映像で在日の戦後史を描き、日本の憲法をはじめとした
“戦後民主主義とは何だったのか?”を鋭く問題提起している。

歴史は、俯瞰の視点から、そしてその時代を生きた、あるいは殺されていった民衆の具体的な視点から見つめ、検証することで初めてその実相に迫ることが出来る。この映画はそうした両方の視点に立ち、「歴史編」「人物編」と言う構成になっている。

[歴史編] 国内ロケにとどまらずソウル、ワシントンDCに取材し貴重な資料撮影に成功。
解放直後の在日朝鮮人に深く関わった元GHQ担当官たちがこれまで語られることの無かった衝撃の新事実を証言する。(上映時間135分)
[人物編] 日本社会に住む在日一世、二世、三世の6人にスポットをあて現在の在日像をあぶり出していく。(上映時間123分)

製作:映画「戦後在日五十年史」製作委員会
監督:呉徳洙 助監督:金聖雄 
撮影:本田茂・石倉隆二・篠田昇
録音:本田孜 音楽:野沢美香 
ナレーター:原田芳雄        
制作:1997年

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